長男がバスケットボールというスポーツから去る決断をしました。
ここまでには様々な経緯があるのですが、一番大きいのは最後の県大会で4位に終わり、もはや部員としてチームに属する必要がなくなったからです。
逆に言うと、彼は今まで、『自分はこのチームにいなくてはいけない』という、強烈な責任感を頼りに、1年間最高学年として粘ったと言えます。
才能に愛された選手。
努力に秀でた選手。
しかし、
なすべきことを成し、やり終わったからこそ今は去る。
こんな決断を、12歳の男ができるものだろうか。
それは早計ではないのか、君にはまだこの競技で、
と。
私は言わなかった。
老兵よ耳にせよ。
知者の振る舞いとは、かくや。