内面への旅 | 文学ing

文学ing

森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

知りあい、
と言う訳ではないですが、大学生の方で、一年学校を休学してアジアを広く旅した方がいらっしゃいます。

旅行記を小冊子にして自費出版されていたので、買って読んで見ました。

素人さんの本なのでわりと読みにくかったですが、でも生の文面はとても刺激的でした。

「世界の広さと人の多様性を知るために」

旅に出られたのだそうです。
世界は広く、人は多用なのか、
私は、

常に自分の内側に何があるのかを探し続ける旅、内面の多様性と広さを探るための旅

の様です。

世界の広さに興味を持つ方が居る一方で

私は精神の限界がどこにあるのかに興味を持っていました。

だから書く事によって自分の地面を掘り上げ掘り上げ、しながら旅してきたのです。

世界と精神は対立概念であると同時に、
境界線を規定することは非常に難しい。

それは世界を知覚するのが精神だから。

その方も結局世界を旅しながら、自分の感性の表面を旅しただけなのかもしれません。
身も蓋もない言い方をすると、
感じとる力を持っていなければ地を這っても本を捲っても、何の意味を持ちはしない。

問題は感性なのだ。

感性を磨く為に地に両足で立つ人も居る、そして私は自分の志向へ潜っていった。

何となく今日は、
今までの10年は旅だったのだなあ
と思っています。

私は気持ち的にずっと根を下ろす場所を持ってこなかった。
家庭は持っていますが、そこには根を下ろしていません。

たからずっと自分の内側の真相を探る旅が続くんだと思います。不安なので。

不安だから書く、不安だから書き続ける。

死ぬまで終わらない旅です。