小説「巨体」 | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

巨体達は自分を否定していた。
巨体には自分と、それ以外と言う概念が無い。
巨体は全て

自分

なのである。だから巨体は巨体同士で互いを打ち消し会う。自分を否定するのが好きだからである。

巨体を殺した巨体は自らも死ぬ。当たり前か。

しかし巨体はあまりにも巨大だったので、彼らがお互いを否定して打ち消しあった結果、私たちの世界はこてんぱんに打ちのめされてしまった。

互いをこてんぱんにしても、巨体の戦いはまだ続いている。ぼろぼろになった世界で、巨体は巨体、つまりは自分か、を見つけると掴みかかってこれを殺しにかかる。

何故そんなに自分のことを否定したいのだろうと私たちは考える。巨体の争いで叩きのめされた、被害者の私たちである。

何故、自分を殺してまで自分を否定しなくてはならないのだろう。
彼らは何故自分を打ち消す為に生きているのだろう、否、

自分を完膚なきままに否定するために、何故自分を巨体は生まれてくるのだろう。

巨体には個別がない。全部で巨体である。誇大な自己が自分を否定したけっか、それ以外のたくさんのものを巻き込んで私たちの世界はぶち壊された。

巨体はそれが分かっているのかな?
全く迷惑な奴等だ。と私たちは思っている。

BUMP OF CHICKEN コロニー
https://youtu.be/cFt59n19Jnw


※動画を共有したつもりだったんですが上手くいっていませんでした。