泥で出来たケダモノと、骨で出来たケダモノが出会って、しばらくお互いを測って悩んでいたんだけど、
結局は泥で出来たケダモノが骨で出来たケダモノを食べてしまって、
それで満足した、訳じゃないだろうにまして諦めがついた訳じゃないだろうに、そして二人して、と言うのも変だが、
死んでしまった。
私はこのやり取りを見ていて、あーあ、と思った。空腹な奴と満腹な奴が間違っているだろう。
と思った。
それは食べるべき奴と食べられるべきやつが間違っていると言う、そのこと。
ケダモノの件はあくまで例えなんだけどこう言うことは現実でもしょっちゅう起きている。
関係性の錯誤と言うやつだ。
喰うための奴が喰われるための奴にやられてしまう。こう言うのはほんとに良くないと思う。
我々は喰われる為に生まれたのだ。喰ってどうする。例えお互いに目が見えないのだとしても。エサを間違えて結局死んでしまってどうすると言うのだ。
私は教室に一人でいるとこんなことを考えます。
我々はクイモノにされるために生まれてきた。相手の虚を突いて、
食い勝とうなどと思ってはいけない。