ぎっしりとして空っぽ | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

箱が一つあって。
その中に同じ大きさ同じ形の空き箱が隙間なく収まっている。

小さい箱の中にもそれぞれ同じように
同大きさ同じ形の箱がきちきちに詰まっていて、

更にそのきちきちの中に
極小の箱が決まりよく並んでいて、
要するに無限大と言うことがそこに表現されているわけなのだが、

そうまでもぎっしりだというのに
ひとつひとつを見ていったら悉く空き箱。

そんな状態です。

今私の頭は際限なくぎっしりとしている。
しかし中身は何もない。
何処までも何処までもぎっしりしていていっぱいいっぱいなのに、
でも何も手に付かない。

私は今頭の中がそんな状態なのですが、こう言う状況も今から作るお話のために必要な断片だと思い、
描写してみました。

頭の中ががっちがちに詰め込み放題。
なのに結局は空っぽなんである。

割りと沢山の人にとってこれはスタンダードな状態何じゃないかと思います。

そんな人たちが徒党を組んで支えている我が国。

途方もない話だと思いませんか。