子どもを見ていると
哀しくなる
何故生まれて来たのかと
見ていると見ていると
哀しくなる
何故もっと智恵が無かったのかと
省みれば良いことなんて何も無かったのに
鉄錆びの溶けた水を
他にすることがなくて、
只啜るように生きてきたのに
何故生んでしまったのか。
子どもを見ていると哀しくなる
何故生まれて来たのかと
またとない耀く肉体に無色の魂を隠し込んで
何故こんなぎとついた日常に
ふわりと生まれて来たのかと。
私は床に裸足で立ち尽くし
延長していく日々に震えている