大村上春樹とファンキーな知恵袋 | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

大村上春樹、今回もノーベル文学賞落選、と。
自分は大村上の大ファンではありませんが、
主義主張に乏しい一読者ではありますので、世界的文学賞を、よく知っている作家が
取るのか!?とらないのか!?
と騒がれれば、ついつい乗っかる程度の視聴者です。

本日はせんからネットに上がってくる情報をつぶさに見ておりました。
ところ、yahoo知恵袋のコメントに

「村上春樹がノーベル賞をとったら舌を噛んで死んでやる」
と言う趣旨の、若いお嬢さんによるファンキーな書き込みが。
(出典を曖昧にしたまま、自己のページで言及するのは、作者の方に失礼に当たりましょう。
しかし森本はyahoo知恵袋の利用方法を理解していないことと、そのあまりにエネルギッシュなコメントに大いに心引かれるものがあったので、敢えて取り上げます。
コメント主の方、もしかこちらにお出での場合は謝罪の必要もあることでしょう。なんなりと痕跡をどうぞ。)

それにしても強烈な意見であります。
そしてこういうコメントをなさる方の存在によって、大村上春樹に一定数のネガティブフリークスがあることが分かり、非常に興味を覚えます。

自分がこの強烈な宣言に対し感じたのは、
現世に読者としてある身の上の幸福
と言うものでした。実に単純なことですが。

この世界が能力の高い書き手で溢れていることは、読む人間としての単純な幸福です。
面白い本を書く人間なんて何処にでもいる。
だからこそ自分の好きな書籍だけに囲まれて幸福のうちに人生を生きることが出来る。
嫌いな書き手はそもそも読まなければよい。
貴方が読みさえしなければ、村上春樹はこの世に存在しない。
これは読者の傲慢かもしれませんが、市場がそう言う仕組みになっているんだからなに憚ることも無いでしょう。

なので是非、こういうファンキーな若い方は高々気に入らない作家のために我が身を儚んだりせずに、好きな読者にとっくりと浸かって遊泳し続けていただきたい。

言語は海だ。縦も横も果てしがない。