今一番アツイSTAP細胞について果敢にいどむぞ | 文学ing

文学ing

森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

いやあああああ♪
ふるっふるふるっふるいたしますな♪♪

分かりもせんくせに
ややこしいお話を伺うの大好きであります。
好奇心こそ人類の存在意義じゃい(メンチ)!
ものすごい研究成果飛び出しちゃいました。

報道でこういう文言をお聞きになるでしょう。
「研究者というのは
一つのテーマに何年も何十年も携わって
それで一生結果を出せずに終わっていく人も多い。」
不遇を遂げる先生などは非常に多いものなのです。
(そのへん物書きにも似たようなことがいえると思うが、
ここでは関係のないことだ)

それに対し、若干30代の今風にうつくしい女性が
科学の常識をひっくり返すような発見を遂げたというのは、
センセーショナルにして充分すぎるというものです。ニュースバリューという問題。

しかし、センセーショナルな話題が巷を席捲すると、
ぜっったい報道の加熱と一方的なイメージ戦略の危惧が生じるでしょうから、
(少なくとも)鳥取市で指折りのKYたる自分は
果敢に水指して行きたいとえいやっと書いていきますよ。
(えいやっ)

ニュースを見ながら自分がまず感じたのは、
「ふつーのことされておられますやんな。」
ということでした。
発見者の先生は、幹細胞を作る画期的な方法を発見し、
論文にまとめて研究誌に送ったのだけど、あえなく突っ返されてしまう。
しかしそこでくじけずに、
再度考察と実験を重ねてもう一度トライ!ここのところが
すごいガッツだ!
みたいに報道されておりましたが、
ふつー でありましょう、研究開発に従事されておられる方ならば。

投稿した論文が一発で通ることはまず無いものです。
執筆者が見落としている可能性とか、データの信用性とかデータそのものの量などなど
「いちゃもん」をつけるのが審査側の役割です。
実際わずかでも阻害要因が発見されたら
その現象は絶対でなくなってしまうのだから。
ふつー のことをなさったのに報道が大げさにとらえておるやんか、
と思ったのがいっこですね。

「特定の組織に分化したあとの細胞を
酸性液にさらすというストレスを与えることで
幹細胞の状態に逆成長させることに成功」

ということしか自分には分かりません。
なんでそうなるのかもっと詳しく読んでみたい。

発見者はこの可能性を見出した後、
細胞にありとあらゆるストレスを与える実験を5年間繰り返し、
結果「酸性液」という回答を得たわけなんですが、
『正解は酸性の液だ! やったわ!』
でなくて、
なぜほかのストレッサーでは結果が出なかったのか
という補填研究を外してこれから先を考えることは出来ないんじゃないのか
と思うのです。

「きめてはストレッサー」
であるのなら、どうして酸性液以外のストレス条件では
結果が起こらないのか自分は非常に疑問に思いますし、
たとえばほかのストレッサーでも、
条件を統制していけば以外にも望む結果がでたのかもしれない、
そういう、やまほどの仮説を、やまほどの条件で、やまほど実験して
証明しようとしたら、
さっき食べたものが全部出るくらい過酷な世界でありましょう。
(とんでもない表現で恐縮です)

なさったことはふつー のことでも、それは業界で
ふつー に過酷なことなんであり、
そしてそのふつー に過酷な実証研究を
髪の毛が全部抜けるくらいのエネルギーと時間を投資して
今後行っていかれるのでしょう。
「天才」「驚愕」
みたいな単語だけ一人歩きしてはいけない問題なんだ
と不肖森本泉強く感じました。