前提条件を考慮すると「ビターエンド」ないし昨今流行りの「メリーバッドエンド」辺りに着地しそうなのではありますが。
丁寧な布石と、計算しつくして随所に散りばめられたピースを終盤綺麗にはめ込んで、破綻の無い見事なハッピィエンドを前作「けものフレンズ」第1期で成し遂げたirodori/たつき監督なれば、きっとこのテレビアニメーション版「ケムリクサ」でもそのような幕引きを期待できるのでは?と考えまして、素人目線でかつ近視眼的発想なのは百も承知で模索を試みてみようかと思います。
まぁ本人は近眼以上に、遠視かつ乱視ではありますが(;'∀')
さて、第11話時点で開示された情報と前提条件等。
*舞台は地球の日本・・・を複写した結構コンパクトにまとまった世界。
*恐らく現場を任されたワカバくんの裁量で、チョイスされた構造物等を文化遺産として複写している。
*不慮の死後、ワカバくんに引き上げられる形で複写再生された少女りりの、ワカバへの思いやりの気持ちと、彼女の地球人ならではの発想力やバイタリティが仇となり、アンチケムリクサ的存在である「赤い木(霧)」爆誕。
*ワカバくん、それを食い止めるべく自らを苗床にケムリクサを発芽。自身を「みどりの木」と化して水を使用し尽くして赤への供給を断つという可能性に賭けて吶喊。
*ワカバくんの作り出したシールドライナーで後の1島まで帰還したりりちゃん。しかし十日後、ついに1島の壁までたどり着き侵入を試み始めた「赤い木」。
*「赤い木」の侵攻で選択を迫られ、そして何よりまた再びワカバに会いたい・助けたいという純粋な気持ちから、禁じられている「人」へのケムリクサの使用を実行。自身を「人ならざるもの」、言わば「ケムリクサ人」へと変貌。更に失敗時に備えて複数人に分割。
*りりの命を賭した試みは一応の成功はみるものの、肝心の「ワカバの所に行くこと、ワカバを助けること。」を含めた記憶が軒並み欠如。更に何者かの手により「だいだいさん」にメモした当該の部分もベタ消しされた上に、過去の記憶まで遡れる個所をロックまでされていた為、分割後の萌え萌え姉妹達は自分達が何者かすら分からない状態でスタートする羽目に。
*色々あって長女次女末女の3名が他界。途中「みどりちゃん」という心強い仲間を得たものの、起点の1島への敗走を余儀なくされる。そして戻った1島で静かに余生を終えようと覚悟した矢先、りなこちゃんが命と引き換えに守り抜いた1島最後の水を汲み上げた電話ボックスの中に、わかばくん誕生。ただ前世の記憶が欠如していた為もあり、当初は赤虫、しかもヌシクラスとの誤解まで受け処理されそうに。
*わかばくんの言動にかつての姉妹の面影を感じ、「湖」を目指して再び旅立つ決意をした一行。道中の過程で様々な活躍と温厚誠実な気質にも触れしだいに仲間として受け入れられていくわかばくん。
*7島の「みどりの木」の古木の根元に大量の水を発見。ここをゴールとして安らかに暮らせると思った矢先、反対側の壁の向こうに大量の赤虫・赤霧が存在するのに気付き、「真の安寧」を得んが為、総本山たる「赤い木」そのものへの対峙を決意。
*漸く「赤い木」の寸前まで辿り着くものの、りつねぇとりなちゃんずが自身の葉の寿命が近い事を悟り直前でドロップアウト。先を行く二人、少なくともりんには気付かれなかった真実として、りん達二人が「赤い根」に接触した直後に向ってくるであろう後方にいる大量の赤虫を抑える殿(しんがり)として機能する為という側面も。
*11話でワカバくんの使用していた「船」と判明したBWEまで辿り着き、最終決戦へと赴かんとしたりんさんに「記憶の葉」を見せて貰う事を提案するわかばくん。承諾して結果、過去の悲劇と真実を知り常態にもどったりんさんが見たもの、それは「赤い根」に胸腹部を貫かれ、力なくぶら下がるわかばくんだった・・・
・・・とまぁ、大体こんな感じでしょうか。
「だいだいさん」のベタ消しをして追記。過去の映像を遡れる個所をロックした者の正体とか、第6話でのりくねぇが「おめぇらは近づくな。そっちはオレ等がどうにかするわ」の下りとか梅田地下街「7-74」の伏線とか、身体を「赤い根」に貫かれているように見えて、実は逆に「赤い木」を制御下に取り込もうとしているのかもしれないわかばくん変じて「マゼンタくん」となる可能性や、パワー満タンになった「ももちゃん」や、恐らくはオープニングの2番の楽曲と共に描かれるであろう、りつねぇとりなちゃんず、更に位牌から復活したオバケ3姉妹も加わった大立ち回りなど色々興味深い謎や冷奴できる要素は多々あるのですが、ここでは置いといてこじつけでも何でも「如何にすれば登場キャストみんなが幸せになれるハッピィエンド」を迎えられるかについて無い知恵を絞ってみたいと思います(*´▽`*)
よく言われる「デウス・エクス・マキナ」方式。
所謂
「神様ありがとう!」
「いいって事よ(´ω`)」
でも良いっちゃ良いのですが、それにしても流石に越後の縮緬問屋のご隠居であろうが貧乏旗本の三男坊だろうが、一応は結末に至る段取りはしていますので故に文脈的な破綻は避けられている訳で。
で、この絶望的な物語を好転に向かわせられそうな材料を見繕いますと、
*地球最後の人達とかそういうのじゃなくって、普通に地球は存在しているし、人類も無事っぽい。
*舞台背景も、星規模の文化財を複写して保全する現地に派遣された異星人作業員が、自分がイレギュラーで複写再生した、本来死んでいた現地人少女の善意の暴走から始まった、地球上空?に再現した極々ミニマムな世界にての「すっちゃかめっちゃか大騒ぎ」という、多分本社の「ワカバ星人」一同からしたら、僻地の支部レベルで発生したありがちなトラブルという可能性も。
*で、このタイプのSFでの古典的なお約束。
高次元的存在である宇宙人、或いは宇宙連合的なものは、まだ「その域」に達していない知的生命体への干渉は極力避ける。または重要な部分は隠ぺいして気付かれないようにする。
・・・なんてのが王道だったり致します。
ざっと思いつくだけでも、
E・E・スミス「レンズマンシリーズ」のアリシア人とエッドール人。
アーサー・C・クラーク「(地球)幼年期の終わり」のオーバーロードとオーバーマインド。
メディアミックス作品「天地無用!」シリーズの三命の頂神と皇家の樹。
NHKアニメ「学園戦記ムリョウ」の銀河連邦。
テレビアニメ「宇宙海賊ミトの大冒険」の銀河星王家。
高屋芳樹「強殖装甲ガイバー」の降臨者・・・はちょっと違うか。
・・・と、後半幾分古めのアニメ作品ばかりとなりましたが、お察し下さい(^^ゞ
でまぁ、仮に「ワカバ星人」がそのような感じの、地球人からしたら高位的存在なのだと仮定して、自分らの派遣した現地駐在作業員が(発端や原因が本人で無いにせよ)ポカをやらかして現地人の死んでいる女の子を間違って生き返らせた上に保全するはずの文化財を魔改造された赤いケムリクサで駄目にしてしまって万事休す!・・・みたいな状態を見咎めて、
「いや~、めんごめんご!うちの若いもんがやらかしちゃって、おたくらにはごっつぅ迷惑掛けてもうて」
「ほなら、ちゃんと元通りに戻したるわ!」
「ほら、これで日本?の文化財も元通り!水もみっちりたっぷり戻したったで!」
「え、元の女の子だけでなくマゼンタの子らも復活させて?えぇでえぇで!」
「じゃあ、このポカやらかした若いのは本星に連れ戻してギッチリ油絞ったるさかいに堪忍してや!」
「え、このわかば坊と一緒に暮らしたい?う~ん、ほんまはアカンのやけど許したるわ!」
「ほんなら皆さん、あんじょう幸せにな!」
・・・あー、無いわ。
流石にこれは(;´∀`)
まぁ取り敢えず、今の心境は、
た つ き を 信 じ ろ
この一言に尽き申しますな(´ω`)
では以上、妄言源泉垂れ流しでお送り致しました!
多分明日明後日までには第11話後半のレビューも纏めますのでしばしお待ちの程を<(_ _)>
03/23 16:18追記
あ、
いっそ再生した世界を更に複写して、
「りりとワカバくんが幸せに暮らす世界」
と、
「りん達萌え萌え姉妹達とわかばくんが幸せに暮らす世界」
を両立して作ってもらえば良いのでは!?
まぁなにその「欲張りハッピーセット」みたいな浮かれたエンディング?
って言われかねませんよね(;'∀')こんなの。
二次創作とかならまぁありかもしれませんが・・・
あともうひとつ、
まぁこれはどちらかってばビターエンドなのですが。
色々収束して結果、りりが「赤い木」を作る以前に時間を戻して、作らなかったもう一つの可能性の世界。
時は流れ、長じてワカバと結ばれるりり。
子宝にも恵まれて、5人と6つ子の女の子、そして新たに男の子が・・・
なにこの昭和のジュブナイルっぽいオチ。
うん、やはり素人が考えても全然パッとしませんね(-_-;)
なればこそ猶更、素晴らしい幕引きを期待致したいものです。
四日後の水曜日には。