『102歳、一人暮らし。

哲代おばあちゃんの

心も体もさびない生き方』

 

石井 哲代

中国新聞社

 

新聞の広告を見て、

実家の一人暮らしの母の

誕生日プレゼントに購入しましたが、

 

私も他人事ではないので

お先に読みました本照れ

 

地方紙の広島の「中国新聞」で、

「人生100年時代のモデル」

として100歳で一人暮らしをする哲代おばあちゃんの

日常をありのままの描写を連載したものが本になりました本

 

広島県府中市上下町に生まれ、

20歳で小学校の教員になり、

36歳で同じ教員と結婚して農家に嫁ぎます。

 

子どもはおらず、

2003年に夫が亡くなってから一人暮らし。

 

この春には103歳になる今年も絶好調のおばあちゃんですキラキラ

 

毎日を、

自分の気力と体力を確かめながら、

1人暮らしの日々をいとおしんでいます。

 

体を動かすと、ちゃんとおなかがすく。

ようけ眠れる。

よしよしいいぞ、この調子。

 

バタンと倒れてもその時はその時、

それまでは精いっぱい生きていこうと思うとります。

 

取材したのはアラフィフの記者二人

 

この二人が見た哲代おばあちゃんの一面は・・・

 

農家に嫁いだ哲代おばあちゃんは、

子だくさんが当たり前の時代にあって、

子どもができなかったしんどさを

99歳の時にあらためて直面していました。

 

この家をどうするか

人生をどうしましょうか

 

文面に書かれた、先祖や夫にすみませんとわびることで、

この苦しみから逃げ出したいという痛みを読みました。

 

この人生の「宿題」の答えの一つに対して、

おばあちゃんは、

 

心はお月さんのようなもんです。

満月のように輝きたい、

私のは三日月のようにちいと欠けとる。

 

弱いところを見せて、

いろんな人に助けてもろうて、

満月にしていこう思います。

 

近頃は、亡くなった夫の写真を

枕にくっつけるように置いてある意味に質問すると、

「やっぱり恋しいから?」

 

「そうでもない。

良英さんが寂しゅうないように、

こっちで思うてあげるからねって言いよるん」

 

おばあちゃんは見守る側でもありました。

 

また、あの世での夫の再会シーンを思い描くシーンでは、

「しわが増えてしもうたから、

気づいてもらえんで素通りされたらどうしよう」

 

「いや、声でわかるかもしれん。

大声で歌いながらいこうかしら」

 

ひとり、くくくと

わらうおばあちゃん。

 

死後の話なのに湿っぽさはなく、

死は怖いことでなく、生きることの延長にあると教えてくれます。

 

80代になり、周囲が次々にあの世に旅立つと寂しさが増す時期がありました。

100歳が過ぎた最近になり、

ようやく自分をご機嫌にさせるコツをつかめた気がすると言います。

 

若い頃は、悩みや葛藤を抱え、とがっていたと言うおばあちゃん。

 

人生の場数を踏み、いろんな感情に折り合いをつけながら心の角をなくし、

人間が円くなっていったんでしょうな。

 

哲代おばあちゃん流

私らしくいるための五カ条

1.自分を丸ごと好きになる

2.自分のテンポを守る

3.ひとり時間も大切

4.口癖は「上等、上等」

5.何げないことをいとおしむ

 

取材も3年に入り、

何事にもおばあちゃんが全力で取り組む理由が

少しずつ分かってきたそうです。

 

本人は無意識でしょうが・・・

 

一つ目は、

日々の行動が自分の句力と体力のバロメーターであること

 

二つ目は、

主体的に自由に生きる喜びを満喫したいという気持ちがある

 

だから、同じ高齢者には時に辛口です

 

全力で生きる三つ目の理由は、

自分自身を励ますため。

 

普段はおちゃめでかわいらしくても、

ふいに子供がいない心細さや一人で食べる夕食の寂しさも、

雨の日に少し涙ぐんでしまう切なさを見せるときがあります。

 

そんな感情を、「弱気の虫」と呼び、

「1人で物を言わずに座り込んでいると、

マイナスのことしか考えんようになります」

 

だから、心も体も一生懸命動かします。

弱気の虫が暴れないように、

大笑いして自分を励ましているのだと、

記者たちは気づかされました。

 

 

本の中にも沢山ある

哲代おばあちゃんの日常の写真の笑顔に励まされますニコニコ

 

昨日お会いしたご主人様を亡くされて一人暮らしになった方にも

おススメさせていただきました本

 

人はみんな老いて行くものです。

 

日本は高齢社会になり、

一人世帯も増え、閉じる家も増えました。

 

第2の人生とも言われますが、

この時間は自分のために与えらえれたものであり幸いですクローバー

 

自分が歳を取ったと感じてからが、

その人の本質が出る時でもあり、

自分だけの宿題のための時間でもあり

本番なのかもしれませんねハート

 

 

 

 

 

 

本日も読んでいただきありがとうございますドキドキ