つい先日の日曜日に「豆大福」を食べたばかりなのに、また食べたくなってしまいます・・・
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他にも、「どら焼き」と「干菓子」が。
そんなお話です
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どれだけ食いしん坊なのでしょうね
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似鳥(にとり) 航一 著 (KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
2014年4月 初版発行
『 お待ちしてます
下町和菓子 栗丸堂 』
東京の浅草にある小さな『甘味処 栗丸堂』は、明治から4代続く老舗で、和菓子屋と甘味茶房も兼ねています
主人公は、大学1年の時に両親が事故で亡くなったので、大学を辞めてお店を継いだ栗田仁(じん)君は、何と若干19歳ですが、腕のいい和菓子職人です。![]()
話は3話から成り立っていて、1話に出てくるのが「豆大福」です
父親の時より味が違う事を気にしていた栗田君ですが、それを見事に解決してくれたのが、名前しか分からない葵さんでした。
こちらも、天然で20歳なのですが、和菓子に関する深い知識と、甘いものに関してだけ、食べるだけでどんな材料からどう作られたか大体わかっちゃう優れた味覚の持ち主でした・・・
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スゴイですね~![]()
先代の餡と味が違っていた理由は、小豆を煮る際の渋切りと呼ばれる、煮汁の表面に浮いた灰汁を除く回数が多すぎたからでした![]()
やりすぎも良くないのね
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2話目の「どら焼き」の時には、葵さん得意の蘊蓄が炸裂します・・・![]()
和菓子をイメージだけで、つまり食わず嫌いで大嫌いだった、栗田君の同級生の浅羽君を見事に開眼させます。![]()
その浅羽君と葵さんの会話です。
「あんこって、砂糖と小豆だけで作れるもんなんですね」
「そうですよー。どんな風に思ってたんです
」
「何かもっと、色んなエキスが混ざってるものかと」
「確かに、小豆には身体にいいエキスというか、
栄養分をたっぷり含んでいるんですよ。
日本に伝わったのは三世紀頃で・・・
原種は元々自生していたという説もありますが・・・
当時は薬としても使われていたようです」
「へえ。そんなに栄養が」
「はいー。
疲労を回復するビタミンB1、お肌にいいB2、B6、
食物繊維やミネラルも豊富で、
コレステロール値の吸収を抑えるサポニンも含まれています」
「ふうん」
「後は女性に嬉しいポリフェノール。
効果は抗酸化作用による老化予防ですねー。
小豆にはワインよりも沢山含まれているそうで、
これは食べて損はないかと」
「地味に凄い食べ物だったんですね」
「世の中、本当に凄いものは大抵地味ですからねー」
「いや、派手でも凄いものはあります」
和菓子嫌いの浅羽君は、カステラを洋菓子と思ってて、大学祭の屋台ではベビーカステラを焼いていたので、浅羽君本人にも手伝わせてその材料で「どら焼き」の皮を焼いたのです![]()
結果は、葵さんの作戦勝ちでした~
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葵さんは言います。
「イメージって、何だかんだ言っても実体のないものですからねー
本当の体験には絶対に敵いません
自分の目で見て、自分の手で触ってー
そうやって実際に経験すれば簡単に変わるものなんです。
煎じ詰めれば、イメージとは不完全な情報・・・先入観のことですし」
「確かに。だから浅羽本人に作らせたんだな」
「はい。
好き嫌いや食わず嫌いを直す一番の方法は、
当事者にすること。
私、常々そう思ってまして。
食べ物って自分の口に入るものですから、
それについて確かなことを知らないのは、
自分を粗末にする行為かなーと
自分の認識を書き換えるのは常に自分の行動です。
いくら専門的な知識をあれこれ聞かされたって、
人の心は動きませんよ」
「ちょっ・・・。そこまで言っちゃう![]()
いつもこれでもかと蘊蓄を語ってる葵さんがそこまで言うのか
」
「人間、行動が大事ですよね
」
いろいろと、問題発言を連発する葵さんなのですが、天然だけに、周りは黙ってスルーって感じが受けますよ![]()
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( ´艸`)
軽い読み物ですので、すぐ読めて、美味しい情報もあったし、読んでて楽しかったです![]()
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ただ、食べたくなるので要注意かも・・・![]()
(^▽^;)
何だか、葵さんの素性も全く謎のままなので、シリーズとして続きそうな予感がしています・・・
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о(ж>▽<)y ☆
