2〇〇3年カンヌ国際映画祭で、パルムドール&監督賞をダブル受賞している作品です。

コロンバイン高校での乱射事件がテーマですが、
ガス・ヴアン・サント独特のアプローチの作品でした。

マイケル・ムーアみたいなストレートなドキュメンタリーではありません。
パンフレット・ネタで申し訳ないのですが、

インターナショナル・ヘラルド・トリビューンのレビューがいいです。

“・・純粋な者達が純粋な者達に仕掛けた大虐殺への答えは
我々の中にあり、また社会の組織細胞にひそんでいる・・”


どうして題名が「エレファント」か?というと


同じ部屋にいる像にさえ気づかない、見てみぬふりをしたほうがいい、
という意味の、89年の同名映画がヒントになっているのですが、

それをガス・ヴァン・サントなりに発展させて、
「ものごとの全体像は見えにくい・・・」という暗示に切り替えたそうです。



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2〇〇3年の作品でオーディションは、

ガス・ヴァン・サントが有名なのもあって
ラジオ、チラシなどで3〇〇〇人集めたらしいですが、

今ならツイッターでもっと集まっちゃうでしょうね。


ダイアン・キートンが製作総指揮を買って出ました。
本当かどうかわかりませんが、このテーマはみんなしり込みしたそうです。

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「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」とか「ミルク」とか
いろーんなタイプの映画が撮れる人ですね。

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こんな人。すぐわかる人は通。

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ゲイであることを公表してるんですが、ゲイの政治家ハーヴェイ・ミルクを描いた「ミルク」もうまい。
デヴィッド・ボウイのミュージック・ビデオなんかも撮っています。