大型と小型を分けてほしい | 文鳥屋店主 敬白

文鳥屋店主 敬白

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 まいどです。

 

 まず業務連絡です。 昨日、桜文鳥ヒナのご予約をいただいた、Y様、メールが戻って来てしまうようなので、アドレスの確認や設定の確認をするか、通常ご使用のメーラーからご連絡をお願いいたします。とりあえず、キャンセル扱いといたします。

 で、↑他ニンの子を1羽育ててくれていたチバちゃん夫婦、チバちゃんが一昨日夜に、「ちょっと、あんたの子育てるのあきたから引き取ってくれる?」と言う(言ってるような顔つきで私を見る)ので、親元にもどしました。ちゃんと育ててくれてますね。4羽もいると大変なので、引き継ぎは1日前だおしにしようと思ってます。

 そんな感じで、いろいろなんですよ?繁殖は。何でも有りの世の中では自分の動物病院で週一回だけ診療されている人が、やったこともないのに、親鳥と飼い主でいっしょにヒナを育てる方法なんて言ったりしてますが、専門外の口出しをする機会があるなら、診療日を増やしたらいかがなんですかね。と思っちゃいますね。飼い主が手を出すと、巣離れといって、親が育てなくなるのがセオリーなんですよ。いつだって育てなくなるリスクがあるんですけど、知らないんでしょうね。

 鳥専門と称している獣医さんを含めて、日本の獣医さんは完ぺきに治そうとして、基本的に生命を軽視しているのではないかと疑ってしまうことが多いです。↓は今年1月に骨折した「クロダ」を、ほぼ確実に着地の際の単純骨折で(おバカな子なので前を見ないで飛んで、壁にあたって落っこちたのではないかと・・・)・・・、何でシロウトのくせにわかるのかと言ったらそういう例が多いのは知っていて(経験はない)、たぶん小鳥は構造的に脚を骨折する形で衝撃を吸収して、脚を骨折する代わりに内蔵のある胴体を無傷に保つんだろうな、と思っていたからです。
 で、さわって骨折した場所をいちおう確認して、添え木(副木)してテーピングするか、しっかりギプス的なことをするんだろうと思っていたら(高橋達志郎『小鳥の飼い方と病気』1990年にしっかり治し方が書いてある。私が自分でそれを真似ないのは、患部を触って嫌われたくないから・・・)、マニュアル本を片手にしたど素人に、マニュアル片手に1/6が死ぬ手術以外は放っておく選択肢しかない(マニュアルに載っていない)と言われて、頭が空白になりながら、それでも頑張ってテーピングは?ギプスは?と尋ねても、マニュアルにないと言われるだけだったんですよ、これが。この人は受付の女の子だけで予約のいらないワンオペ病院の院長さんですけど、「小さなものから大きなものまで何でも見ちゃうぞボクちゃんは!」といった感じなので、多くは期待していなかったんですけど(骨折なので移動は短い方が良いかと)、骨折で殺されるとは思っていなかった私は面食らいました。

 さらに、で、↓↓、今度は引っ越ししてきた十数年前に、小鳥を治療できそうな割りあい近い市内の動物病院をさがして、ここかなぁ?と思っていた小動物専門の病院に予約して行ったら(基本は無病息災なので病院に行く機会がなかったのです)、当然のようにレントゲン、その画像(不鮮明)をみてうんちゃらかんちゃら言いながらピン止め手術しなくても大丈夫でしょう、それでも治ったかどうかレントゲンで確認してうんちゃらかんちゃら言うので、手術をしたら1/6死ぬと別の病院で言われたと伝えたら「低くはない数字ですね」と返事をされて、また頭が真っ白になりました。絶不調だったのでおとなしくしていましたが、「高すぎるは!ボケぇ!!」と普段なら言ってるところです。何で、サイコロを転がして出る確率で殺されなければならないんですか!!
 結局、3人がかりでテープで軽くギプス的にした患部をつたなくテーピングするだけでした。なかば強制的に次の予約をしたのに、下手なテーピングをワンオペで手直ししながら気づいて、予約をキャンセルしてそれっきりですけど、そのクロダでさえ骨折中は脚をぶらぶらさせておとなしく養生して、1週間で治りました。

 基本、骨折したらピン止め手術、ってことになってるらしいんですね。でも待ってください。生命の危険のない病気やケガの治療のために1/6は大げさでも(マニュアルだけの未経験な人がやればそれ以上に危険)、死なせる可能性がある治療を行う・・・、あえて言いますけどバカがいるでしょうか?体の中にピンを刺せば外部に添木をするより確実に脚を曲げて変形して骨が付いてしまう危険は避けられるでしょう。しかし、それは生命の危険を冒してまですることでしょうか?実際は、安静にしていれば自然治癒するものですよ?それを確実にするのが添え木でありギプスですよ?さらに確実にするためにピン止め手術もありですが、麻酔で死なせる危険があるなら、そのような選択肢は排除するのが当たり前ではありませんか?

 私は↓の経験上(AIが勝手に誇張してくれています)、おそらく、全身麻酔が死に直結するリスクはあるもののピン止め手術自体はかんたんなのだろうと思われます。一方で、故高橋達志郎が多くの臨床の場数で得た神業的手技の真似すらしようとしない不器用な連中には、テーピングさえ難しく、2000年に再刊されてる『飼鳥の臨床指針』に、高橋の弟子の石森礼子先生が詳述されている高橋流のギプス固定法を習得することなど、とてもとても無理なのだろうと見なしています。
 なら、石森先生が一般書(2002年『手乗り鳥の健康の本』)に書いていらっしゃるような、絶対安静で自然治癒をはかる、つまり通院などせずに家でおとなしく一週間過ごさせる以外にない、はずです。移動で骨折を悪化させるリスクをとってまで遠くの専門医に行き、1/6のような極端な数字でなくとも手術で殺すようなことにもなれば、それは治療なのか怪しくなります。その専門医が専門にふさわしく、高橋や高橋の技を受け継いだ獣医さんや独学で習得した獣医さんのような努力を怠れば、死のリスクがある以上は、何もできないが正解になってしまうのです。大した確率ではないならエビデンスを示し、特に大型と異なる小型種の場合のリスクをしっかり説明し、自分は未熟でギプスも出来ないことを、しっかり説明すべきではないでしょうか?

 ギプスも出来ずに罪のない小鳥を殺しかねない選択を迫り、手数をかけて飼い主から搾取して目指すのが、完璧な「仕上がり」とは何でしょう?手術は成功したが死んでしまった?死んでしまえば失敗です。そのようなこともわからないのでしょうか?テーピングする程度の技術を努力で習得してその技術が衰えないように気を付けて磨くことも出来ずに、何が鳥の専門医だというのでしょうか(あの、素人が口出ししてどうかとは思いますけど、小鳥は視界に「異物」があるのを嫌って、例えば羽が曲がるとそれを執拗に取り除こうとしてズタボロになったりする生き物なので、ギプスも視界に入らないような大きさや形にしないと、自分で取ってしまうことになりますよ?)。
 もしかしたら、ピン止め手術をした方が出来る獣医さんだと勘違いする人もいるかもしれませんが、それに死の危険があるなら避けるのが当たり前の医者の態度です。たかが骨折で死のリスクのある選択肢など排除されるのが当然だと思われませんか?そう思うのなら、自分の家族の命を奪いかねない選択肢を迫るその人は何なのか考えたいですね。

 

 鳥類臨床研究会という、横浜小鳥の病院の海老沢和荘さんが中心の鳥の専門を称する獣医師の団体が、2020年に認定会員制度と言う鳥の専門医の認定を行っているようなのですが、その参考図書に『飼鳥の臨床指針』がないことに最近気づいて驚き、また、納得しました。彼らは、高橋達志郎が培った、文鳥やセキセイインコ手乗りにして飼育する飼い主たちのための、鳥専門医ではない、ことに、です。
 特徴としては、大型インコの飼育が盛んなアメリカ合衆国の専門家の研究や臨床に依拠して、小型を手乗りにする文化のもとで培われた医療技術を継承していませんね。だから、健康な文鳥の飲み水にうがい薬を毎日点滴させて、ヨード過剰で甲状腺腫にしてもだえ苦しみ死なせるようなことになったり、必要最小限の栄養素しか含まないので、換羽や繁殖の際は致命的な栄養不足を引き起こすのが当たり前のペレットを、繁殖はせずのんびりゆったり基礎代謝量も体重に比して低い大型インコ同様に考え、「完全栄養食」という間違った認識をかわいそうな迷える小型種の飼い主たちに広めて、不適切な食べ物を使わせているではありませんか?しかし、実際は、通常に飼育していても、文鳥のような活発な鳥種では低エネルギーで危険を招きかねない食べ物だったのでですから、困ってしまいます。

 10年未満の生き物は代謝が早く、病気の進行も早く、健康診断などしてもほとんど無意味なことは常識で、病気になってから病院へ行く他ないのに、予防医療を吹聴し、手遅れになれば当たり前のようにお客様である飼い主さんを責めます。そして自分たちが、生命の危険に及ぶ治療法を、エビデンスの提示もなく進めてしまっていることには無自覚なんじゃないでしょうか?

 知りもしない飼ってすらいない小鳥の飼育に、有害無益なことを並べて未経験だったりまだ自分の飼い方に自信を持てない飼い主さんたちを惑わせるだけのことを、厚顔無恥に続けますね。しかし、例えば、フンをラップに包んで持参するように書くのは、文鳥の飼い主にしてみればおかしな話であることも理解していません。それは代謝が緩やかで、フンの量が少ない鳥種では必要でも、食べてはフンをするをくり返す活発な生き物では必要ないことくらい、診察室で見るだけでもわかるはずでしょう。5分もあればフンをするし、緊張すればフンをします。逃げ出すために身を軽くしようとする本能かと思いますが、それすらわからずに治療できるだけでも不思議なのに、そのような鳥種の違いすら理解していないことを示しているだけなことにさえ気づかない無知は、つける薬もない有様ではないでしょうか?つまり、すべての基準が大型インコのもので、実際に診ている比率としては圧倒的に多い小型種のことを理解しようともしていない態度と見なせます。

 ・・・どうです?結論として、余計な治療で殺される危険がある、余計な治療で殺すこともいとわない者には近づかない、になっているんですよ?我々小型種の飼い主は。医療が進化したと言っている人もいますが(応用できない面が多すぎる)、それをする人の知識も手技も経験も、すべてが劣化しているのではないでしょうか?

 卵づまりも同様で・・・、と言う話を書きたかったのですが、長すぎているので、ページを改めて後ほど。・・・ただ、見ればわかると思いますけど、同じ親鳥たちがポンポコ産んで育てたり育てなかったりですけど、卵づまりで死んではいないでしょう?妄想におどらされて、産卵中の親に負担をかけて重体にしないように気を付けてほしいです。この場合、獣医さんの「早く連れて来い」は無知なだけなんです。1日伸ばしは危険ですけど、数時間の遅れが致命傷になる可能性は低いので、まずは安産を静かに見守ることが重要ですね。