NHKの特番を途中からだけど録画してみました。先日亡くなられた筒美京平氏の追悼特番です。
とにかく好きな曲・有名な曲の作曲者のクレジットに、この方の名前がのっていることの多さに前から驚いていたのですが、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」や少年隊・マッチ(近藤真彦)の曲、本田美奈子などなど、ヒット曲は数知れず。
生前に手掛けたのがなんと2700曲というのだから驚きです。自らに「ヒット曲を生み出して当然」とのノルマを課していたっていうのもすごいですよね💦
筒美京平さんと数多くタッグを組んでいた作詞家の松本隆さん、曲が先だとどうしても詩が限定されてしまうから…と詩を先に作らせてもらったのが「木綿のハンカチーフ」だったそうで。
筒美さんは「こんな長い歌」(4番まであります)とボヤキながら「いい曲ができた」と満足したのが本作品。今も太田裕美さんは自分の舞台で絶対にうたわれますし、私は中学の時学校のホームルームで歌ったような(?)
歌詞も素晴らしいですし、もちろん曲調も。遠距離恋愛をするうちに都会に染まっていく彼氏と、田舎で彼を待っていたものの恋の終わりを感じて「ハンカチ」を別れの贈り物にせがむ女性の切ない物語です。
今もなお色あせない名曲中の名曲ですよね。
私は高校時代CCBも大好きでしたが(同じ学校にメンバーの米川さんのいとこ?がいるとか当時噂になっていました)CCBも解散しかかっていたところを救ったのが筒美さんだったそうで。
ドラム担当の笠さんの声を気に入り、「彼の声ならシンセサイザーにも負けない」と確信した筒美さんは、彼をボーカルに指名。ほかのメンバーとの板挟み(なんでドラムのお前が歌うんだ?と)で当時は大変なこともあったようですが。
今もくじけたときは、紅白歌合戦出場記念に筒美さんからプレゼントされた赤いネクタイを見て元気をもらうと笠さん。
「Romanticが止まらない」の♪胸が苦しくなる~のメロディを笠さんは先生の書いたメロディどおりにせず、音を上げて歌ったそうですが、そういったことも先生は責めず「それでいいよ」と。
若い人の感性が正しい・流行にのっとっていると、柔軟な発想で常に考えていたそうです。
この曲はあまりメジャーじゃないのかもですが、私は彼らの曲でとても好きでした。「空想KISS」
しかしこの派手な髪形!なつかしい。関口さんは小説を書いたりされてたんじゃなかったかなぁ。
自分の青春時代も思い出したりしていい番組でした。
ラストに松本隆さんが「いろいろ教わったし会話したし、筒美さんとの間で後悔することは何もない」「ただ最後に会って話したかった、手を握りたかった」と淡々と話されたのが印象的でした。
※太田裕美さんも自身のブログで追悼をされていました。
余談ですが、裕美さんのご実家は、春日部でお寿司屋さんだったような気がします。(違っていたらすいませんm(__)m)