デビュー以来の筒美先生への感謝を込めて作った
カバーアルバム「tutumikko」
それに準じて行われたコンサートに
松本隆さんと来て下さったのが2014年の3月。
終了後、お二人の作品で私の大好きな
「煉瓦荘」を作った事も
忘れ去っていたにも関わらず、
「良い曲だった」と笑ってらした。

最後にお会いしたのは、翌年2015年の12月。
元ディレクターの白川さんと奥様と4人で
先生行きつけのレストランへ。
美味しそうに大好きなワインも召されていて、
「久しぶりに良く食べてるわ」と
奥様が喜んでらした。

一昨年、
45周年の記念にと電話で新曲をお願いした時、
「裕美さんには、もうたくさんの曲を書いてきたから...これからは自分で書きなさい」と言われてしまった。
昨年出来上がったシングル、アルバムはお届けしたけれど...。

1974年の秋、デビュー曲「雨だれ」から始まり、
私ほど数々の名曲を与えられた歌手はいない。
先生のメロディは私の誇りであり、
宝物です。

今はただ、
先生が天国で安らかでありますように...
ゆっくり休まれますように...
と祈る日々です。

まだまだ心に大きな穴が空いたままですが、
それでも前を向いて
これからも
筒美先生が与えて下さった名曲達を
感謝と共に
大事に大切に歌っていかなくては
と思っています。

筒美先生
本当にありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。