ありがとう そして さようなら | 着物と私

着物と私

家族が大好き、我が家が大好き。優しく穏やかで静かに暮らしたい。

グループホームのおばあちゃんが天に召されました




私はおばあちゃんに感謝の気持ちでいっぱいです




仕事中は涙は出なかったけれど、今こうしておばあちゃんの笑顔を思い出すと涙が止まりません


おばあちゃんには本当に色々なことを身をもって教えられました


成立していない会話の積み重ねの中で
おばあちゃんの心に近づいた気になったり、
理解したいのに出来ないもどかしさや自分の無力さを感じたり


一生懸命に楽しそうに話してくれているのに、何を言っているのか分からなくて、でもその笑顔が嬉しくて笑顔で応えてきました


長い長い時間をともに過ごし、最後まで本当の気持ちは分からなかったけど、私たちはご縁が有って出会ったのですよね





私のことをどう思ってくれていましたか?





私はあなたが好きでした


本当にありがとうございます


生きることの過酷さや健康であることの素晴らしさを教えて頂きありがとうございました


この世から認知症が消えてくれたらどんなに良いでしょうか


でも、認知症を知ることで私は一度きりの人生の儚さ、生きることの素晴らしさを思い知らされました


認知症の方は一生懸命に生きて、我々に何が大事かを教えてくれていると思います


あなた達が私を幸せに導いてくれています





今頃はお空の上で、ご主人様と再会していらっしゃるのでしょうか?


私がいつかお空に昇った時、その時はたくさんお話ししたいです
その時が来るまで、私は家族を大切にし、精一杯に毎日を過ごしますね



出会えたことに心から感謝します


いつかまたお逢いする日まで さようなら



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