花織のコースター | 着物と私

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家族が大好き、我が家が大好き。優しく穏やかで静かに暮らしたい。

今年の夏休みは 琉球織物の 花織(はなおり) に挑戦しました。

こちら↓は職人さんが製作中のものです。

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様々な幾何学模様の浮織で、王家や氏族の着衣として織られていたそうです。




こちらは みんさふ と呼ばれる帯です。

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男性からの求婚に女性が答える時に、その愛に応じる返事として織って贈ったそうです。素敵ですね。



機織です。

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浮き織りに使う糸です。私は赤とピンクを選びました。

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織りかたを教わりながら、少しずつ織り進めました。

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右足を踏んで経糸を付けた杼(ひ)を通したら
筬(おさ)を手前にトントンと二度引き寄せて糸を詰める。

左足を踏んで筬を手前にトンと一度引き寄せて糸を詰める。

杼を通したら筬を手前にトントンと二度引き寄せて・・・・ の繰り返し。


最初は難しくて、少し間違って、やり直しもありましたが、
慣れていくとスピードが出てきます。

浮き織りを入れるときは踏む板を変えて、同じような要領で織っていく。

少しでも綺麗に仕上げたいと思い、真剣に一織り一織りに気持ちを込めました。




最後の始末を職人さんが仕上げてくださり、完成です。

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上が主人、下が私の作品です。(主人は赤と白、私は赤とピンクの浮織)




職人さんからのこの織り模様についての説明を教わりました。

浮織の絣模様は 五つ と 四つ の模様から成っています。

五つと四つ、互いを重ね合わせる事で、それぞれに欠けているところが埋められます。

お互いの足りないところをお互いで補うと言う事です。

また、五つ は ”いつ” で、 四つ は ”” と言うことで、

『いつの世までも変わらぬ永遠の愛情』 と言う意味が込められているそうです。




私は、今年の夏に二人で作ったこのコースターを一生の宝物にし、

二人の愛をいつの世までも変わらぬものにしようと思います。




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また一つ私の宝ものが増えました。

もったいなくて使えそうにありません。

私たちがおじいちゃん、おばあちゃんになったら使おうかな。。。。。そんな風に考えています。