捕獲して1日目
きっと怖かったと思います
なのでタオルケットでケージをカバーして
1面だけ開けて電気ストーブをあてました
そして時々そっと見に行くだけにして
一緒の部屋にしませんでした
次の日になり2階にケージごと運んで
同じ部屋ですごしました
何故か見ている時は絶対にしない寝返り
向きが変わってるので時々してるはず!
でもそれだけ弱っているのなら…
扉を開けっぱなしにしてお風呂に行きました
お風呂を出てケージまで様子を見に行ったら
いない!!!
キョロキョロしても居ない
もう頭の中は混乱しまくり
探したらなんとベッドの下で箱座りしてました
やっぱりそおゆうとこが落ち着くんですね
私の部屋は真四角ではなく長方形
端っこにケージ、端っこにベッド
距離は4mくらいあるのに歩けたんですね
なのでそのままにして見守ってました
でも少ししたらベッド下から出てきたので
抱き上げたら
えっ!軽い!すっごく軽い!
まるで はく製を抱っこしているようでした
きっと生まれて初めて人間に抱っこされたと思います
骨と皮だけで生きてることが不思議なくらいでした
それがまた不憫で抱っこしつつ号泣
やはり次の日に息を引き取りました
残念なことに息をひきとる時にそばにいなかった
様子を見たら息をしてない

もうショックで何度も何度も名前を呼びました
これが嫌で猫は飼わないと決めたのに
たった2日でも悲しくて泣きました
20年飼ってた猫と変わらなかった
すぐにボランティアさんに連絡しました
花束を持って来てくれ火葬の相談を
そしたら無料で火葬してくれる所があるそう
なので次の日の予約をしてもらいました
無料と言うので亡骸を渡すだけ
と私は想像していました
次の日に私が運転してボランティアさんが
膝の上に亡骸の箱を乗せて向かいました
着いて部屋に通されたら仏壇があり
そこに亡骸を置きお線香を
そしてお別れの時間も設けてくれました
なのでボランティアさんと2人で沢山ナデナデしてあげました
最後は大きな綿棒にお水を含ませて
お口にトントンと順番にやらせてくれました
無料なのにこんなに丁寧にしてくれるとは
そこは寄付金も受け付けないそうです
そして外にある合同の大きなお墓に案内されて
御墓参りはいつでも来られると説明してくれました
家に帰ると他に生き物が居ない部屋
悲しみと虚無感
なかなか眠れない日々が続きました
たった2日間だけの生活だったのに
でもきっと ありがとうって言ってくれてるよね
虹の橋でぶんちゃんと待っててね
