6月の読書リスト | ただぼんやり生きている

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ただなんとなく過ごしている日々の戯言~編み物と本と食べ物 その他

6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1561ページ

蓼喰う虫 (新潮文庫)  蓼喰う虫 (新潮文庫)
現代小説としても通るような仮面夫婦のお話。フェミニストといっている割には「女性は神か玩具かのどちらかだ」って・・、矛盾を感じます。要、うじうじ考えすぎ!!
読了日:06月22日 著者:
谷崎 潤一郎


潤一郎ラビリンス〈7〉怪奇幻想倶楽部 (中公文庫)  潤一郎ラビリンス〈7〉怪奇幻想倶楽部 (中公文庫)
全部面白かった5篇。中でも「美食倶楽部」が好き。味覚って視覚によるものが大きいのだな、と改めて認識しました。目隠しされて美女の手から食べる「火腿白菜」考えただけでうっとりしてとろけてしまいそうです。「魚の李太白」は彼にしては可愛らしくあっさりした作品で児童文学としても楽しめます。
読了日:06月18日 著者:
谷崎 潤一郎


潤一郎ラビリンス〈1〉初期短編集 (中公文庫)  潤一郎ラビリンス〈1〉初期短編集 (中公文庫)
江戸情緒を残した「刺青」あらためて読み直しましたが、襦袢の鮮やかな緋色や女郎蜘蛛の刺青の美しさが目に浮かぶようでした。サディスティックな少女が登場する「少年」その後の作品の元になっているような気がします。ちょっと驚いてしまうような性癖を垣間見せる「悪魔」や女装癖の紳士が登場する「秘密」など当時はさぞ衝撃だったろうと思わせる作品も満載でした。
読了日:06月17日 著者:
谷崎 潤一郎


紅茶のある食卓 (集英社文庫)  

紅茶のある食卓 (集英社文庫)
紅茶に天ぷら?焼肉?和菓子?意外な組み合わせですが、読みすすめていくと納得してしまう理由がちゃんとあります。世界を旅した話も各地の美味しいものと紅茶の話も興味深いです。
読了日:06月11日 著者:
磯淵 猛


鴨川ホルモー (角川文庫)  鴨川ホルモー (角川文庫)
オニを使役しているようで使役されてる?!女の子をフルネームで書いてあるのが、距離感を演出してるのでしょうか。京都の地図が頭に入っていて、陰陽道に詳しかったらもっと面白く読めたかも。しかし、さだまさし好きって・・。物悲しいおかしみを覚えます。「図」
読了日:06月10日 著者:
万城目 学


陰翳礼讃 (中公文庫)  陰翳礼讃 (中公文庫)
日本の本質的な美を的確に現している。書いてから月日は経っているが現代でも通用する話だと思います。全てを詳らかにする西洋文化に対し、隠匿し曖昧さを保つ日本文化(広い意味での東洋文化)。イエスノーがはっきりした西洋文化も悪いわけではないけれど、落ち着くのは曖昧な状態だったりするところに自分が日本人ということを感じます。
読了日:06月04日 著者:
谷崎 潤一郎

読書メーター


6月の後半は読書をストップしていたので

冊数がいつもに比べて少ないです。


でも、目の状態もだいぶよくなって

昨日、眼科に行ったら無罪放免されましたので

また再開し始めました音譜

積読本も増えてしまったので

7月は仕掛かり中を何とか片付けたいと目論み中ですにひひ