お久しぶりでございます・・・


約一ヶ月も放置してしまいました。

たまに、見に来てくれていたみなさま、ごめんなさい。

気持ちを入れなおして、これからはちょくちょく書いていきま~す!


で、今回の作品ですが・・・


東野圭吾さんの 「時生(ときお)」 です。

東野圭吾さんと言えば、ご存知の方も多いと思いますが、結構前に広末涼子が出演した映画 「秘密」  の原作を書いた人です。

私も結構好んで、何冊かは読んでいました。

で、久しぶりに新刊が出ていたので、買ってみたのですが・・・


ん~、よくわからん!


なんかね、不治の病を持った息子がいる主人公が、実は20年以上前に、息子と出会っていた・・・とかいう話なんです。

で、本の帯には、「息子に聞きたい、生まれてきて良かった?」みたいな事が書かれているのです。

感動作品かな、とか思うじゃないですか。

確かに、最後は多少感動しました。


でもね、物語のメインは、20年前、主人公の前に、自分の息子と名乗る男が突然現れ、一緒に事件を解決していく、っていう物語の方なんですよ。

そんなの興味ないです!って叫びたくなっちゃいました。


そうそう、あと、その不治の病、ってのが、主人公の奥さんの家系に代々伝わる物らしくて、それが分かっているのに、息子を産んだのね。

だからこそ、先ほどの「生まれてき良かった?」てのを聞きたいのかと思っていたんだけど・・・


最後までその答えを得られるような内容は無かったです・・・。


結局は、ファンタジーとミステリーとを混ぜたような話で、そこに家族愛なんてのも絡んでくるから、どれも中途半端になっちゃってるような感じですかね。

私がこんな偉そうな事言える立場じゃないですが、言わせて頂きました。


ふざけるな、ばかやろ~!

と思う人は、コメントでも書いてね☆

こんにちは★


今回は、またまた桐野夏生さんの作品です。


前々回は、『柔らかな頬』 という作品を紹介しましたが、覚えていますでしょうか?

まだ見てない!という方はこちらへどうぞ ⇒ 『柔らかな頬』


それでですね、今回紹介する作品なんですけど・・・

はっきり言って、後味悪いです(笑)


なんだか、救いがないというか、なんというか。


私は、生前説か生悪説か、と言ったら生前説を信じたい人間なのですが、

この作品は、「やっぱり人間って自分勝手な生き物なのかも・・・」

って思わせる要素がありますね。


主人公は、親を知らずに育った「アイ子」という名の女なんですが、

この女がまた、救いようが無いほど憎たらしい女なんですよ。


っていうか、「アイ子」っていう名前からしてちょっと嫌な感じじゃないですか?

カタカナ+漢字って・・・

これって私の偏見でしょうか・・・アイ子という名前の方、アイ子という名の知り合いがいる方、ごめんなさい。


とにかく、この「アイ子」(ちなみに顔もぶーちゃんの設定でした)は、自分の為なら、人の物は盗むし、人を殺すし、性欲強いし、それを何とも思ってないし、よくわからんのです。


よく分からないけど、昭和のにおいのする作品でした。


きっと、色々な意味を含んだ作品なんだろうけど、私はあんまり好きになれなかったな~。

この作品の世界が好きになれなかった、という感じかな。


と言うことで、お勧めできません・・・にしちゃいました。


でも是非読んでみてね(笑)



今回は絵本を紹介します。


最近(少し前かな?)大人の絵本が流行ってますよね。

私はあまり興味が無かったのですが、この絵本をある人からもらって、絵本の素晴らしさを実感しました☆


絵本だから、絵がメインで、言葉は一ページにほんの数行なんだけれども、だからこそ胸に響くんです。

涙がでました。


恋人と上手く行かなくて不安な人、これから結婚する人には是非読んで欲しいです。

不安な気持ちがなくなりますよ☆


皆さんのご両親の結婚記念日にプレゼントしても良いと思います☆


私もこの絵本を読むと未だに元気になって、大丈夫だ~って思えます。


一家に一冊『幸福な質問 』を!

家庭円満間違いなし(笑)


★★★★



今回は、みなさまご存知(?)、桐野夏生さんの作品です。


この本は、やっぱりいつもの様に本屋に立ち寄った際、目立つところに置いてあったので買ってみました。

桐野さん作品は、ドラマにもなった『OUT 』を読んでいたので、女性なのにいかつい物を書くな~とは思っていたのですがね。


で、読んでみました。

内容はね、ある奥さんが、不倫していた最中に子供が行方不明になって、自分の行為を悔やみながら子供を捜し続けるっていう・・・


意味わからんですね・・・(><;)


とにかく読めば分かります(笑)


っていうのはウソで、なんか、基本的にはその不倫している奥さんの視点から書かれているんだけど、奥さんの少女時代とかが凄く詳しく描かれていて、そういう背景があるからこそ、事件が起こった、みたいな。


ますます分からない感じですね・・・


長い期間で事件を追い続けているので、途中少し飽きてしまうかも知れませんが、上巻は勢いよく読めるでしょう。


私は、基本的に、犯罪物(ミステリーかな)で、主人公の視点で話が進んで行き、心理描写が細かく描かれているものが好きなので、この作品も好きな部類かな。


でもでも、百点満点に好きではないでッス。


あ、ラスト、人によって解釈の仕方が違うと思うので、皆さんの意見聞きたいデース。

既に読んだ人、このブログ見て読んでみてくれた人、感想聞かせてくださいませ☆


こんにちは☆


今回は、放送作家、鈴木おさむ さんのエッセイを取り上げてみました!


鈴木おさむ さんは、「めちゃいけ 」とか、「スマスマ 」とか書いている売れっ子さんらしいです。

私は、あんまり知らなかったんですが、奥さんである森三中 の大島さんが好きなので読んでみました~。


なんかね、あきれちゃうほど面白いよ、この夫婦。

かなり普通の感覚じゃないし、普通だったら引いちゃうような事が書かれているんだけど、

この二人の話だと思うと、いとおしく(?)思えちゃうのです。


知っている方も多いと思うから書きますが、この二人、交際0日で結婚してるのね。

普通だったら、この時点でありえないじゃないですか!

でも、この二人はちゃんと愛し合っていて、それを隠しもせず、堂々と世間に発表しているから、ますますありえない!

けどほほえましいんです。


なんかね~、こんなに自分にぴったりの人っているもんなのか~思っちゃった。


鈴木おさむ さんは、「愛の参考書ではない!」って冒頭で書いていますが、

私にとっては愛の参考書になってしまいました・・・


今回は、ステキな本を紹介します★


この本に出会ったのは、身内が入院している病院に置いてあったのがきっかけでした。


表紙のなんとも言えないかわいい写真に惹かれ、読んでみました。


すると・・・


かなり楽しい!!!


私もなんだか気分が落ち込んでいたのだけれど、読み終わったら、すっきりしちゃいました。


なんかね、目の前が開けた感じ。

世の中の事全てが面白くも、いとおしくも感じられるようになったよん。


よくもこんな写真を!と思うような動物の笑っちゃう写真と、

その写真に、なんとも言えずマッチしている文章には拍手もん。


いや~、大好きになっちゃいました。


最近、色々あるわざとらしい絵本や文章なんかとぜんぜん違うの。

押し付けがましくなく、自然と元気が出ちゃうよ♪


この他にも、シリーズものがあるんだけど、どれも最高よ☆

わたしは、今のところ、“Looking for Mr. Light ” と、 Dear Mom ” というものしか読んでいないのだけど、全部そろえるつもり。


Dear Mom の方は、母の日や、お母さんの誕生日のプレゼントにいいと思うし、


Looking for ...” の方は、元気になりたい女の子が読んだらいいと思うよ!


この本を読んで、世の中のもの、全てを面白いと思えたら幸せだね(^○^)



★★★★★★

今回は、前回のお約束どおり、「風紋」の続編、『晩鐘』です!!


ストーリーは、「風紋」での事件の数年後を追ったものです。


「風紋」では、特に被害者側、特に娘がメインでしたが、

『晩鐘』では加害者側、特に、加害者の息子がメインになっています。


「風紋」を読んだ方は分かると思いますが、事件当時まだ幼かった子が、小学生になっています。

もちろん、前作に登場した人々も同様に年を取り、そして、さまざまな問題を抱えながら生きています。


事件当時は何もわかっていなかった子供、そして事件そのものについて何も知らされていない子供。

しかし、過去の犯罪は、その子供にまで影響を及ぼすのです。


本作品は、前回の様なサスペンスの要素はあまり含まれていませんが、登場人物一人一人の心情が、細かく描かれています。


母親を殺されてしまった子供。

犯罪者の親を持ってしまった子供。

妻を殺されてしまった夫。

夫が犯罪者になってしまった妻。


彼らは何も悪くない。しかし、苦しみを与えられてしまった。

そのやるせなさやで、心が苦しくなります。


ラスト、辛くて涙が出ます。


「風紋」を読んでしまったら、「晩鐘」も読まずにはいられないと思います。


ぜひ、セットで読んでください!


今年一番のお勧めかもしれない。


ほんとーに読んで!

そして、みんなの意見を聞かせてください★

★★★★★★



今回は、乃南アサ先生の、風紋 上下巻を評価してみたいと思います。


この本は、同じく乃南アサ先生の作品、「晩鐘」(次回紹介しますが、風紋の後編)が出版されて、あちこちの本屋で、目立つ場所に置いてあったので、先ずはこちらから、と思い手にした本です。


「乃南アサ」という作家の名前は知っていましたが、読んだ事が無かったし、名前だけをみて勝手に、簡単な恋愛小説などを書いている作家さんなんだろうな、と想像していました。


実際に読んでみると・・・

面白い!!!!!

本当に、私の大好きなタイプのものでした。


犯罪もので、サスペンスの要素を含みながらも、事件に関った事で変わっていく人々の人生を描いているものです。

今まで、似たような作品は読んだ事がありますが、事件の当事者(犯人と被害者)の心情を綴ったものが多かったように思います。

しかし、「風紋」は、被害者の家族、犯人の家族が、事件をきっかけにどのように変わっていくのか、一人の人間が犯した罪によって、周囲の人々の人生をどのように狂わせてしまうのか、を描いているのです。


みなさんに本当に読んで欲しいので、これ以上、内容について書きません。


犯罪の多い今の世の中、この作品を読むべきだと思います。


この作品を読めば、一度犯してしまった犯罪は、決してなくなりはしない事、

そして、犯罪を犯すことの残酷さが分かると思います。


ぜひぜひ、読んでください★★★


今日は、まじめに書きすぎましたね・・・(^_^;)

★★★


これは、「セカチュー、今会いの次はこれ!」

とかいう、またもや本屋のお勧めでした。


前回「世界の・・・」で痛い目に遭っているのに、買ってしまいました。

何故って、動物が好きだから。

それだけです。


でね、これは予想以上に良かったんです♪

なんかね、(注:↓以下ネタばれ含む)


兄を愛する少女の、痛いほどの愛の物語なんだけど・・・

なんかね、結構ダークで、良かった。

家族とか、動物とか、あんまり関係ない気もしたし(笑)、

ちょっと浮世離れした話ではあったけども。

私的には、吉本ばななの世界観をかんじたな~。


人を愛するって、こんなにも怖くて、こんなにも素晴らしいんだ!

って思える。

ほんと、真っ直ぐすぎて、イタイけどね。


へこんでる人にお勧めかも。

なんか、読み終わったあと、すっきりします。

ちょっとブームは去った本ですが・・・


そう、あの有名な『世界の中心で○をさけぶ』

皆さん読みましたか?

ベストセラーになったんだっけ?

だから結構な数の人が読んでいるはず。

読んでみた方、どうでしたか?

私は・・・

「なんだこりゃ!」です。

ブームになる前に、紀伊○屋で<本屋が勧める本>って言うのに乗せられて買ってみました。

正直、表紙とか綺麗だったし・・・

柴○コウ、号泣らしいし・・・

読み始めてすぐに頭の中で「まさか・・・!」っ言葉が浮かびましたよ。

でも、「柴○コウが号泣なんだから!」と自分に言い聞かせ

もしかしたら最後に大どんでん返しで感動するのかも!

と思いながら読んだのですよ。

ところがね、最後まで読んでも何もないんですよ。

大どんでん返しどころか、読んだ内容さえ忘れてしまいそうでした。

柴崎○ウも嫌いになっちゃう。

当然、即ブック○フ行き。


あんなにも世間で騒がれていたので、

自分の感覚がおかしいのかと思っているほど。

どなたか、私と同じ意見の方いませんか~?

自信をもって『世界の中心で○をさけぶはおばかちゃんだ!』とさけべる人。

お待ちしています☆