GW放置で熟成されたポルコの顛末のマツ!
はい、前回からの続きです。
Blogの間隔が空き過ぎて忘れてしまった人は読みなおすべし
てか、オイラが忘れてる、、、
ということでCARB装着を残すのみ。
なんて甘いことはなくて、ここからひと仕事。
全てごちゃごちゃと数日にわたり無計画に入り乱れながら作業していたので、内容分けした文中の写真に写っている細かな仕様がネタバレよろしく前後していても無視するように
これ気になるよね?その①
インマニが浮き上がらないように板の端っこで微かに押さえつけているんだと思うんだけれど、掛りが浅すぎて機能していないのよね。
テンション不足ということは不安定な締め付けトルクって事なので、ボルト脱落を考えたら無い方が良いかなと。
とはいえ、インマニとして開放されている空間に残った穴なので、諸々のゴミが詰まったり笛のようにピーピー鳴るなんてことがあるのも嫌よね。
混合気をスムーズに流すべく突起の少ないガンコのカウル留めに買った余りのSUSスリムヘッドのネジで、、、。
の予定は未定ということで、通常のスチールボルトに変更。
ステンレスのボルトかつプラスネジを使うことに抵抗があったので
ゆくゆくはこのボルトを利用してインマニからポートへ向けて少しでもスムーズに混合気が流れるようなフラップでも作ろうかな。
いつになることやらw
これ気になるよね?その②
同じ写真で失礼!w
インマニにねじ込まれているプラスの皿ネジ。
皿ネジなのに頭が1mmほど飛び出ているw
単なる吸入空気抵抗にしかならないんだけれど
おっとこれまた前回のBlogと同じ写真の使い回しw
取り付け場所の制約からネジは短くカットされていて、裏側からもエアを吸わない&脱落防止のためにシリコンシーラントが塗り付けられている。
インマニ内の片側のスタッドだけに黒いシラーが付いてるのも気になるw
たぶんエア漏れを心配して対面のスタッド付け根にも塗られていたんだろうな、、、既に無いけれどw
ガソリンやパークリを垂らしたけれど、1気圧状態では漏れは見られなかった。
もしエア漏れしていたとしても熱が入れば膨張して止まってくれることでしょう。
知らんけど
話を戻して、プラスネジの対策。
なかなか外すのが大変で、ショックドライバーが出動。
座面のサイズどころかテーパー角も合っていないようで、シリコンシーラーが大量に詰まっていた。
これこそ脱落してエンジンに吸い込まれる爆弾になる可能性が高いので、このネジは問答無用で撤去する。
そもそも、なぜここに穴が空いているのか?
もしや、その①でインマニを押さえる前は、ここの穴からボルトを通してエンジンブロックかファンケースと固定しようとしていたのかな?
それとも「その①」の押さえ板と共締めして、インマニの固定をしようとしていたのかな?
まさか、ブローバイ、、、いや、EGR用の吸い込み口とか!?
んなわけ無いなw
それにしても、空けた穴を塞ぐ方法としてはいかがなものかと
ここはネジが固着しても大事にならないので、前述のSUS製スリムヘッドネジを短くカットして使う。
短すぎるのでカット前に強制ネジ山作成用のナットを仕込んでおくこともできず、カット後に外側からダイスでネジ山修正。
短いからいちいち面倒くさい
インマニの表側から、ガスケット&ナイロンワッシャーと共締め。
これならば追加のシール材も不要で、ネジの脱落時もエンジン内に吸い込まれることはないでしょ
インマニ内の凹みは気になるけれど、ここだけスムージングしてもねぇ、、、ってことで、あえて何も詰め込まない。
ここはガソリン溜まりとして、ポルコの秘密のお釜としておこう。
名付て「ザ王のお釜」
外側も絶妙なクリアランスでファンカバーと接触せずに済んだ。
ファンケースの縁が数ミクロン下側にあるので、ストッパー代わりになってくれるだろうからネジの脱落も防げる。
が、緩んだ時に締めるのは大変だけれども、、、。
これ気になるよね?その③
CARBに付いている⑥フューエルフィルターの⑦カバーボルト。
※因みにDGFの図面でなくてDGSの図面だけれどほぼ同じ
テーパーネジでもないし、Oリングやパッキンの類いが無いのよ。
まぁ天下のウェーバーさまが設計してるんだから、良いのかな?
ほんとか?
とりあえずOリングやクラッシュワッシャーなんかを試してみる。
ワッシャーはボルト頭の構造的に、取り付けても隙間だらけで意味がないので却下w
Oリングは漏れどめ機能的には良い感じだけれど、締め込みがOリング分の1mm弱浅くなるので、中でフューエルフィルターが遊んでしまう可能性がある。
それじゃゴミが濾せない。
とはいえイタリアンなウェーバーのこと、そもそも論として、フィルターの全長が設計通りのサイズかどうかすら怪しいところではあるのだがw
かといって改めて計測などしない
うーん、とりあえず万能薬のシールテープが無難なようですな。
保険で小さめのOリングを最後に引っ掛けておいた。
全く意味がないと思うけれど、思いのほかフィッティングが良いように見えるのでw
もちろんついでなのであまり汚くないけれども、フィルターは洗っておいた。
なぜか洗う前しか写真がないけれど
からの流れで、調子の悪いアイドリングに影響するアイドルミクスチャーも外してお掃除。
それがねー、中にスプリングが入ってなかったのー!
振動で勝手に回っちゃわないのかしら?
それにスクリューネジのガタつきで微妙な流量の変動が絶えず発生、、、そこまで繊細なCARBじゃなさそうだから気にし過ぎか?
スプリングが入っていることを想定して外したから、知らないうちにどっかへ飛ばしちゃったってことは無いよん。
とりあえず洗ったら摩耗も腐食もないのでシリコングリスをOリングとネジ山に塗ってお掃除終了。
ボデー側はすこぶる綺麗だったのでノーメンテで。
締め付けいっぱい水平戻しからの3回転。
だったので、先人に倣って同じにしておく。
緩み&ガタつき&脱走防止のために、ウレタンスポンジを少しテンションかけて差し込んでゴム糊を付けておいたから、あとは緩まないでねと祈っておけばどうにかなるでしょ。
それにしても、ここはCARB装着後に調整したり確認するのは面倒かも
これまた他車種流用CARBの辛いところよね。
これ気になるよね?その④
エアフィルタ(ケース)とCARBのハメ合いのシール処理。
もうボロボロ。
いや、元々ボロボロw
購入してすぐに気になって作った、やっつけの追加の紙ガスケットも風雨…に晒されてボロボロ。
いつかやろうやろうと思いつつも、ここから大量にエアを吸い込むわけでもなく、吸い込んだとしてもセッティングがどうのこうのというレベルではなく、、、見た目以外は無視できるので見て見ぬふりをしていたところ。
因みにこの土台がないと、ネジ一本で締結してあるフィルターがCARBの土台に届かず宙ぶらりんになる。
しっかり取り付けるためには、フィルターが着座できる高さまで土台を作るか、エアフィルターの面積を縦にのばしてCARBにフィルターケースが着座するように作り直すかの2択。
どうせ上下の板以外は自作のフィルターなので、後者で容量を大きくしたフィルターを改めて自作するのが理想。
ただ、今回は材料がないので次のお楽しみということでヤラナインダローナーw
土台を解体してみると、太いゴム(Oリングかな?)を一巻きし、その上から黒いシリコンシーラントを塗っていたようで、強度とクッション性やシール性としてはそれなりに理にかなってる。
でも、シーリングを綺麗に形作って塗るのは大変、、、いや、オイラにゃできないw
三角窓のシール補修でへたっぴなのは分かっているのだ
さて、どうやって作るべ
全てその場にあるもので作るのが今回自分に課した課題であるゆえ、あれやこれやと、、、
ということで、第一弾作成。
ゴミBOXに眠っていた太めのアルミの針金で嵩上げの土台を作り、上にゴムシートを貼ろうかと。
で、このサイズを切り出せるゴムシートはあるのだが、フッ素ゴムのシートなのでもったいなくって使えない
それに実際に付けてみると、スマートな感じがしないw
素材がPEなのが吉と出るか凶と出るか!
ただ、あまりにもベストフィットだったため、縁ゴムをどうやっても嵌めることができず、シール性に問題あり。
せっかくの一体形成品を切って広げるのも嫌だな。
あと、薄すぎるなぁ、、、。
残りの容器はCARBのメンテナンスカバーとして使おうw
これに細かい穴を開けてNEWエアクリーナーにするというお遊びもありか?
第三弾は、これまた素材入れという名のゴミBOXに眠る、なんの変哲もないスポンジウレタンテープ。
素材が微妙なので耐熱性が気になるところ
確認してみよう。
およよ!カタログ値350℃の熱風にも5分以上も耐えている
適当な幅にカットしてホチキスどめで輪っかに。
んが、それなりの強度で腰もありしっかりしているけれども、取り付けてみるといくらでも座屈してしまいフィルターの天板とCARB吸い込み口のクリアランスが極小になってしまう。
それにネジがオフセットされて付いているからスポンジの半力でフィルター本体がどんどん斜めになってしまい、CARB側のネジ穴にも負荷がかかりカチ割れてしまうことも考えられる
だいたいにして、新しいうちは良いけれどスポンジだけだと劣化したら縮んで全体的に緩むというリスクもあるよね
ハチミツ容器のPEを座屈防止の土台とし、スポンジは気密確保のためほんの少しだけ幅広にしたハイブリッドバージョンにしてみた。
因みにステンレスの板はすでに長さが足りず素材として活用できなかったことは内緒
良いんじゃないでしょうか
それでも所詮PEが柔らかいので、ネジを締めれば締めるほど座屈しちゃうんだけれど、それなりにしっかり感はでた。
もうこれで良いだろう…ん?
もっと良いものあるじゃんw
もっと早く気がつけって話ですね。
翌日、思い立ったら即行動。
捨てずに取っておいた古いベルトをカットして作成。
元々付いていたのがオプティベルトだったので、外車感も出て良いかも。
ここのロゴが今使っているバンドーだったらロゴは見えないところを使っただろうねw
性能はいわずもがなでバンドーの勝利
それに、これならばベルト切れの時にも10×800ちょうだい!ってすぐに注文できるしw
それは不要な機能だな、、、
座屈もなく安定しているし、衝撃を吸収するクッション性や最低限の気密性能など、パーフェクトかも。
これ気になるよね?その⑤
緑線が全閉時のバタフライの角度。
赤線がバタフライ全開の角度。
黄線がポルコの最大バタフライ開度。
実はセカンダリのスロットルバルブが全開にならない仕様なのは昔から知っていて、アクセルワイヤーの可動範囲とスロットルリンケージの相性なのかなと漠然と思っていたのよ。
痛イタ車改造仕様だし、車の性格上有り寄りのモハメドアリアリかなとw
プライマリ側(写真右)とセカンダリ側(写真左)のスロットルの動きはこんな状態。
※黄線がバタフライの角度
スロットルはオフでアイドリングの状態。
プライマリもセカンダリも開度ゼロ。
※アイドルスクリュー調性代は無視してね
セカンダリスロットルスタートポイント。
プライマリスロットル開度3/4。
セカンダリスロットル開度ゼロ。
アクセル全開。
プライマリスロットル開度9.5/10。
セカンダリスロットル開度3/5。
いじょ
インマニのナット(とワッシャー)がストッパーになっちゃっていたのよ
スタッドボルトの斜め打ちを発見してから、CARB組み付け時にクリアランスとか気を付けないとなーとか注意していたから発見できた。
さらに悪いことにナットを緩める方向にリンケージが当たるというカオスな状態
ナットへの接触痕もあることから今までも同じ状態だと思うので、案外緩まないのかもしれないけれど。
スタッドを熱しながらコツコツと叩いて曲げてナット位置で直立させるか?
まぁ曲がるだろうけれど、へなちょこなヘッド側が耐えてくれるか、、、リスク高いなぁ
スタッド抜いてから曲げるか?
素直に抜けるのか?
こういう時は大抵
折れる→エキストラクター→折れる→心も折れる
全てが終了するのが世の常である
どうすっぺ?
レースする訳じゃないし、所詮ポルコだし、今まで不都合がなかったんだから見なかったことにするのもモハメドアリ。
むつむつと眺めること小1時間
ジェットの小さい低速用のプライマリスロットルはほぼ9割は開いているから全開にさせることは清く諦め、セカンダリのみ全開にさせるように考えれば、スタッド周りの修正はしなくて済む。
要はセカンダリの作動ポイントを早めれば良いのじゃ!
Vブーストポイントを低速寄りにして加速向上&スロットル全開で最高速アゲアゲ大作戦じゃ!
懐かしのV-MAXチューニングみたいだなw
繋がりが悪くなりそうだし、燃費も悪くなるかもね
ということで、ガンコのエンジンオイルのホースに使った4mm×2mmのナイロンチューブを長さ5mmほどに切ってレバーホールに突っ込む。
動作確認3回目でレバー抜け止めのワッシャーとβピンがチューブに押されて脱落。
あぶねえところだった
βピンが押されても抜けないように上下を入れ替えて装着(いうは易しおこなうは難し)し、無事にVブーストチューニング終了。
スロットルオフ。
セカンダリスロットルオープンスタートポイント。
プライマリスロットル開度1/4。
セカンダリスロットル開度ゼロ。
アクセル全開。
プライマリスロットル開度9/10。
セカンダリスロットル開度10/10。
セカンダリ側に付いている正規のストッパーが当たる位置でプライマリ側の開度が少なくなったかも。
スペーサーの厚み調整でどうにかなるけど、気にしないw
特に問題はなかった空ぶかしよりも、試走してみてのフィーリングが重要よね。
どうせ熱が入ったり使い込むうちに状況も変わるだろうから、当分の間はちょっと目が離せないね
とりあえずスペーサーのナイロンチューブがヘタるまではちゃんと全開できる仕様になった。
ということで、あれやこれややりながらなので、必然的にCARB装着は完了。
CARB分解清掃せずにひっくり返したり色々としたから堆積したゴミやらで何か起こるかもねw
さて、既にお気づきであろうが、ロッカーカバーも主治医に問答無用で撤去されてしまったアルカーティのアルミのやつへと、うん年ぶりに復活!
これの良いところはCARBをずらさなくてもロッカーカバーが外せるところなのよね!
撤去されたのにはそれなりの理由があるんだろうけれども、とりあえず付けたいのじゃ
ボロいブリーザーの口はJBウェルドでガッチリ結合したので、今回は緩むこともオイルが滲み出ることもないかな。
ただ、他のところからのオイル漏れはしばらく様子を見ないと、、、
ついでに500仲間界隈で季節柄流行りのタペットクリアランスの調整もやって準備万端。
構造的に詰まり方向にズレ易いはずなので、ちょい広めの0.18mmに合わせてみた。
いかにメンテナンス頻度を下げようとしているかが見え見えである
前回タペット調整したのは、、、なんと2015年だったw
さて、ここまで盛りだくさんでロングなBlogを書いておきながら、実際の走行は次回へお預け!
題名の顛末の「マツ」じゃないじゃないか!
だって、週末は地元のハワイアンカーニバル?のフラダンス観に来てのお誘いから始まり、行きつけの歌舞伎町のお店が20周年パーティーでナイトフィーバーだったり、地元祭り仲間100人以上が集まってのピクニック(BBQではないw)やらで、48時間忙しくアルコール漬けだったんだもの
未だ実走していないけれど、試走からは新しい章になるってことでワクワクドキドキ
色々とやり過ぎて何か起きても原因が分からなくなることを期待する
そこがポルコってオモチャの良いところなんですよボケボウシ‼︎