季節の手ぬぐいはむずかしい。
先取りはいいんだけど
季節が過ぎると
まあ、どうしましよ、で
次の季節まで待つこととなる。
それでもこのアジサイの色合いは好き。
なつかしい。
きゅっとウエストを絞った
昔ワンピースのイメージ。
白いソックス?
古き良き時代のアジサイ。
大きな花の枯れゆく姿は哀れでもある。
空梅雨で立ち枯れるアジサイ
潤いをなくした花々は
散り行くこともできず
朽ちた色のまま、
そこで季節の巡りを見つめている。
それは
成就しない恋を抱え込む老嬢のようにも思えて
せつないものだな、と
ひとり納得してて
つややかに青いアジサイがいい、と
いつも思っている。
そう、描かれたアジサイは
いくつ季節を迎えても
いつも青い。
