先週受けたCTと血液検査の結果を聞いてきました。
結論から言うと再発の兆候は無し。
ここ数年ず〜っと高かった腫瘍マーカー(pivka2、AFP)も標準値まで下がりました。
CT画像に影は無し。
と言っても、肝細胞がんは寛解しません。
いつ再発するかわからないので検査の期間を3ヶ月に延ばして様子を見ます。
診察終わりで先生にお祝いでお酒を飲んで良いか聞いたら、再発リスクが跳ね上がるからやめなさい!!と言われてしまいました(笑)
ナポレオン・ポナパルド
稀代の英雄か、祖国を亡国の縁に引き摺り込んだ悪魔か、
監督がリドリー・スコット、主演がホアキン・フェニックス、共に大好きな2人なので絶対ハズレなし!
しかし上映時間が2時間40分近いので少しビビりながら見て来ました。
ナポレオンの生涯は戦争の日々なので、歴史的な戦いが描かれるんですが、そこはさすがはリドリー・スコット、大迫力ですね。大会戦を描くのに当然CGは使っていますが、それが手抜きに見えない。数万人規模のエキストラを動員して撮影したかのように見えます。
ホアキン・フェニックスが軍事の天才で閃きと決断と行動力で皇帝に上り詰めるも田舎貴族の子というコンプレックスに生涯悩まされるという2面性を持つ男をなかなか好演してます。
稀代の英雄の生涯をわずか3時間程度で描くのは無理がありましたね。Netflixとかで20回シリーズにすべきでしたね。
きょうは、前回の検査からほぼ2ヶ月経過したので経過観察検査を受けて来ました。
CTと血液検査といういつもの検査です。
採血や造影剤の注入するために左右の腕の血管に針を指しますが、次第に入り辛くなってます。なかなか上手く針が入らず検査室の看護師さんが総出で行う事もあります。申し訳ないです。
と諦めの境地でしたが、きょうの看護師さんはそれぞれ1発で入れてくれました。本当に神ですね。
8月の退院から約3ヶ月半、前回の検査から2ヶ月の経過、慣れている病院なのになぜか初めて行くような感覚にとらわれました。変ですね(^_^;)
心を和ませてくれる病院玄関の花壇もそろそろ花の季節は終わりですかね?
検査の結果は来週出ます。
映画鑑賞『首』
見てきました。
最初に思ったのは、戦国時代に生まれなくて良かった。
大河ドラマでは絶対に描かれない戦国時代。生々しい人間の欲を描いてます。自分の身体と命をかけてモノポリーゲームをしているようなモノで、成功すれば城持ち、天下人まで登れるけど、途中で少しでも間違えばそこでゲームセット、死が待っている。
守るモノが何も無い時はただガムシャラに突き進んでいたのが、歳を重ねたり地位が上がり守るモノが増えてくると保守的になるのが人の常。それを許さなかったのが信長。家来は大変だったとつくづく思います。
北野武の映画は昔からあっけないほど簡単に人が死んでいきますけど、それらの映画って『首』を撮るための下地作りだったのではと思うぐらい今作ではバタバタ人が死にます。
武士の男色が描かれているけど、これも現代の同性だけの社会、体育会系の合宿所などと似たような雰囲気がありますね。ゲイとはちょっと違う世界。同じ目的意識を持つ共同体に属する同志が持つ感情的なモノに近いと思います。
最後に尾張訛りの信長が本気で怖かった(笑)
1969年、1970年に記録されたロックコンサートのドキュメンタリー映画を2本続けて見ました。
この手の映画は公開されてもすぐに上映期間が終わるので気づいた時に直ぐに見に行かないと2度と見られません。
1本目
CCR=クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
のロンドン、ロイヤルアルバートホールでの1970年のライブ
2本目
ジョンレノンがライブ活動を再開する時に出演したトロント・ロックフェスのドキュメンタリー映画『リバイバル69』
驚いたのは最近のデジタル変換の技術。
撮影は16mmだと思うけどまず画質がキレイ。昨日撮影したのではと思うぐらいキレイ。
音質もノイズがほぼ無くクリアー
映音ともに高クオリティに驚きました。
CCRの方は当時ナンバーワンバンドの実力と臨場感が伝わって来ます。CCRの曲は当時毎日ラジオから流れて来て中学生でしたが自然と覚えてました。名曲『雨は見たかい』はこの後の作品だったんですね。
トロントの方はジョンレノンとプラスティック・オノ・バンドが出演している部分はDVDでもっていますが、フェスの全容を伝えるドキュメンタリーを見るのは初めて。フェスの事務局がかなりの綱渡りで開催にこぎつけた裏側とかロックが勃興してその前段階であるrock'n rollを牽引して来たチャックベリー、ボーデッドリー、ジェリールイス、リトルリチャードの熱のこもった演奏を見る事ができます。多分まだ40代になったばかりだからまだまだエネルギッシュなら演奏をして披露してます(当たり前か(^^;)
アリスクーパーが、このフェスで大暴れしてデビュー間もないのに伝説となります。
ドアーズはジムモリソン生前最後のライブでしたが、撮影NGが出たらしく(ジム本人らしい)映像はオフステージのみ
ジョンレノンは、ベースのクラウスヴーアマン(ビートルズのリボルバーのジャケットを描いた人)が当時の状況を冷静に解説していて興味深かった。
ヨーコオノのステージを同じアート系からの視点で解説しているのも良かった。ヨーコオノは、前衛芸術家なのでなかなか理解されないけど、クラウスヴーアマンの解説を聞いてヨーコの理解者が少しでも増えて欲しいですね。いつまでもビートルズ遠解散させた女というレッテルは捨てて欲しいです。
2本続けて観ると70年というロックが大きく変わる節目の時代の雰囲気がよくわかりました。