つい数日前までの季節はずれの暑さから
今日は一転
強い風とともに寒の戻り。
まぁこれがフツーなんだろうけど、
暑い日が長かった分
寒さがこたえますね
みなさまも体調には
くれぐれもお気をつけくださいませね。
,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆・:,。゚・:,。
さて
今年ふとしたことから降りてきた「西郷さん」。
ちょいと読んだ本で今まで知らなかったことに触れたら
西南戦争最大の激戦地「田原坂を歩いてみたい…!」
となってホントに歩いて来ちゃったんですが、
実は本を読んだのは西郷さん関連で
「田原坂西南戦争資料館」に行ったのがキッカケだった、
というのは前回の記事に書いたとおり。
ということで、散策記事の前に西南戦争の説明も兼ねて
まずは「田原坂西南戦争資料館」を振り返りたいと
思います。
さて資料館に行ったのは今年1月。
ここは田原坂の頂上付近に広がる
「田原坂公園」の一角にありましてね、
駐車場には戦争の概略の案内板
この日は雪化粧した雲仙普賢岳も見えましたよ
てか、ここから普賢岳が見えるとは知らんかった(^^;)しかも真正面!
資料館の入り口には
熊本鎮台司令長官の谷干城(たてき)とかいう人と
西郷さんの顔出しパネルがあったので、それを見つつ中へ。
ちなみにこの時はまだ「谷干城」がなにをした人なのか知らなくて、展示を見て「熊本城に籠城して薩軍の侵攻を食い止めた人」と知ったというね^^;
さてこの資料館は平成25年にリニューアルして
ジオラマや映像、遺品や銃などの実物展示で
戦争の経緯や背景・戦いの様子などが説明されていましてね、
それがとても面白くて分かりやすかったので、
ここでも画像で見ていこうと思います。
たんに丸投げっちゅうハナシもあるよね(´・ω・`) ☆ヾ(`・ω・´;) ペシ!
幕末から戦争までを表した年表。
主な戦闘経過。
と、ここで…
それまで西南戦争について私が知っていたことといえば
・熊本城を攻めたけど落ちなかった
・田原坂が最大の激戦地
・鹿児島の城山で西郷さんが自刃して終結
くらいでね、
なので田原坂から撤退して城山に辿りつくまでに
こんなにあちこちで戦っていたなんてビックリ
しかもこのあたりの戦いは「田原坂」としか言わないから
戦も田原坂だけでやっていたと思っていたら、
同時に近辺のあちこちでもやっていたと知って
2度ビックリ!
もう最初から知らなかったことだらけで
「エ~ッ!」の連続で…(;^_^A
だってこんなこと学校じゃ教えてくんなかったんだもん(`ε´)
てか、私は「西南の役」って習ったのよ。なのに今は「戦争」って言ってるし~(ーー;)
先に進みましょう^^;
攻防の解説映像。 立体模型に映像が投影されていて、地形がリアル。
復元された薩軍・官軍の陣地。 後ろのスクリーンには戦いの様子の映像も。
この後は「戦争の実際」を見ていきます。
両軍の装備の比較。
コレ見るとさ~、やっぱり薩軍が勝てたとは思えないんだよね。
西郷さん、なんでこんな戦争やっちゃったんだろ…(´_`。)
官軍がこんな大砲なんかを熊本に運ぶには田原坂を通るしかなかったんだって
各軍の違いがよく分かるよね…(´・ω・`)
主に官軍が使ったという「スナイドル銃」。銃身内部の「ねじれ」も見えます。
発掘された銃弾や薬きょう、砲弾の断片。
各軍の戦争関係者の写真。
写真がある人は圧倒的に政府軍(官軍)が多い。当時はまだ写真を撮るのは
一般的ではなかったのかな。薩軍には写真がなかった人も多かったのかも…。
赤い線は、このあと読んだ本でよくお名前を見た人たち。
コチラは政府軍(官軍)
入り口前の顔出しパネルになっていた谷干城。こんなお顔だったのね~!
こちらは日露戦争で総司令官をされた大山巌(しかし左の方の頭のキズが…^^;A)
おお、コチラも同じく日露戦争で活躍された児玉源太郎サン(*^^*) やっぱり男前♪
日露戦争で旅順を攻撃した乃木さんは
西南戦争では連隊旗を奪われちゃって、苦しんでいたんだって…( ´・ω・` )
ちなみにこちら↑に写っている谷村計介サン、後日出てくるので覚えていてね( ´艸`)
明治の人が西郷さんをどんなふうに見ていたのかを紹介したコーナーも。
赤十字社の前身となる「博愛社」が誕生したのも西南戦争だったのね…。
谷干城たちが籠城した熊本城の様子。
かなり悲惨だったみたい…(ーー;)
ちなみに
谷干城たちが籠城した熊本城から出土したゆかりの品は
お城で展示されていましたが、
熊本地震でお城が被災したために
現在はこの資料館で展示公開されていました。
出口前の記念撮影コーナー。
コスプレしてかっちょえ~戦士と一緒に写真が撮れます(*^^*)
さて館内展示はこれで終わり。
お外に出ます。
資料館の前は戦場となった吉次峠方面や
木葉方面などを一望できる無料展望所。
資料館の前に建つ、
復元された『弾痕
こちらも資料館(無料)になっていたので
入ってみました。
こちらにも戦争の錦絵や
関係者や戦争当時の町の様子の写真など、
興味深いものがいろいろありましたよ。
ということでこれらを踏まえて
次回から戦跡を歩きます。
つづく。
おまけ。
資料館で無料配布されていた情報誌。
美少年がいっぱい(*^.^*)
表紙を見た時は「なんじゃコリャ? ^^;」と思ったけど
中は至極マジメで、分かりやすい解説と情報が満載で
面白かったです