我が家をとりまく状況で

今年(もしかしたらこれから数年?

奈良や京都といったところへの

遠出はやめておこうと思っているワタシ。

 

遠出がムリならせめて近場!ってんで

あらためて九州に目を向けてみたら、

ちょこちょこ行っている博多や長崎方面以外に

最近ちょっとマイブームになったことがありましてね。

 

 

それは西郷さん。

 

 

今年は明治維新150年ということもあって

NHKの大河も「西郷(せご)どん」が放映されていますよね。

 

でも私が気になりだしたのは

今年がそうだからというわけではなくて…。

 

 

西郷さんについて私が知っていたのは、

維新の立役者だけど征韓論で敗れて下野、

西南戦争を起こして(のちに名誉を回復されたとはいえ)

戦争では「賊軍」だった人

という、教科書で習ったことくらい。

 

 

でもね、

鹿児島では西郷さんは今でも大英雄で

私自身行くたびにそれを肌で感じていて、

2009年・2011年の鹿児島

2013年の鹿児島

 

そのたびに

「ホントに賊軍だったの?」とも思っていてね。

 

 

実は戊辰戦争も「会津は賊軍」と思っていたのが

会津側から戦争を描いた大河ドラマ

「八重の桜」で視点が変わって、

賊軍とは官軍から見た言い方で、

あちらにはあちらの事情や言い分があったんだ…と

今さらながら気付いて。

 

 

なので西南戦争についても

今年の大河が西郷さんと決まった時、

 

ずいぶん前に西郷さんが主人公だった

大河の「翔ぶが如く」は観たものの、

 

西郷さん風のメークをした西田敏行さんや

西郷さんって島流しにあったんだ…ってこと、

あと大久保利通役をやっていたのは

今回の大河で島津斉興(なりおき)をやってる鹿賀丈史さん

くらいしか覚えていなかったのでね、

 

今回の「西郷どん」は

西郷さんがどんな人生を歩んで何を思い、

何を考えてあの戦争を起こしたのかが

少しでもわかるかな…と思って観ているんです。

 

 

で、そうやって連想ゲームみたいにいろいろ考えていたら

アタマから西郷さんが離れなくなりましてね、

 

もともと気になったら知りたいタイプ、

ちょっとお勉強しちゃおうかな~なんて火がついちゃって、

よさげな本を無謀にも一度に数冊買っちゃったという…(^□^;)

 

 

 

 

その中で一番読みやすそうに見えたんで

最初に読んだこの本、

 

 

 

これお勉強的な内容かと思っていたら

ほとんどがいろんな人が語ったり書いたりした

過去の記事の再録でね、

 

おかげで西南戦争に従軍した人の証言や

戦争前後の西郷家や西郷さんの妻いとさんのことなどなど

興味深いものばかりで…。

 

特に本人を知っていた人や身近な人の証言は

政治家ではない「人間味あふれる西郷さん」が

目の前にいるようで面白かった~~!!15わーい

よく分からなかった「征韓論」も、これでやっと理解できたというね ^^;

 

 

しかもそれだけじゃなくて

作家さんたちの随筆や対談、鼎談では

西郷さんについてマイナスと思う部分のことも

ちゃんと述べられていたので

これから読むムズカシそうな本の参考になったけど、

 

反面亡くなった後の首を巡る検証記事には

「あんなだったんだ…ショック。」とけっこうショックで…。

 

大河では今はまだ若くて情熱的な西郷さんが

(まさか首のシーンはないだろうけど)

最後はああなるんだ…と思ったら、

テレビ観てても胸が痛くなっちゃいましたよヘコむ

 

 

まぁそうは言ってもなんせ飽きっぽいので

このマイブームがいつまで続くのかは不明だけど、

 

それでも大河は最後まで観たいし

ちょっと行ってみたいところもあるのでね、

どうやら今年はこのままいきそうです( ´艸`)