敬愛する作家、
宮部みゆきさんのライフワーク
「三島屋変調百物語」の八之続
「よって件のごとし」
江戸で布小物を扱う三島屋の
気楽な次男坊、富次郎が
その家の黒白の間という座敷に語り手を招き
その者が体験した不思議なお話を
語ってもらうという趣向。
今回の客人、一人目は
姉にかけられた呪いを解くため
一計を案じたところ、
大きな虻(あぶ🪰)にさらわれ
神々が集う里に迷い込んだ少年が起こした
奇跡と理不尽な結末。
二人目は、ある暴れ川で代々、
渡し船の船頭を守る家の出戻りの娘。
その兄で腕の良い船頭が
その川の水神様に魅入られる話。
三人目に現れたのは
盲目の女性と、それを優しくいたわる
品のいい身なりの夫。
夫がまだ若い頃、
村にある深い池の奥底で繋がる
こことは異なる世界から
死んでもなお人を襲う「ひとでなし」
と呼ばれる(ゾンビ的な)者が現れ…
特にこの三話目は読む最中、
ずっと心臓をぎゅっと握られているような
寿命が縮まるような
生きた心地がしませんでした![]()
読書でこんな体験ができるところが
宮部さんの真骨頂でしょう。
今回、悲しいのは
あやかしに囚われ魅入られた人たちの
やるせない結末![]()
以前のシリーズでは
ほのぼのと心が柔らかくなるような
終わりもあったように思うのですが
今回はちょっと違うようです。。。
前作でも感じた不穏な空気というのが
物語全体を覆っていて
もしかするとこれが書かれたコロナ禍の
影響を受けてるのかな?
なんて思ったりもして。。。
そしてこの世で恐ろしいのは
人の世の妬み、そねみ。
そういう感情が度を越してしまうと
得体の知れない恐ろしいものを
呼んでしまうよと、
宮部さんがおっしゃってるような気がします。
大学共通テストを控えた
受験生の皆さんが
実力を、実力以上の力を発揮できますように
👩今日のダイエット記録
朝・食パン一枚の半分
昼・初めて食べる職場に出入りの業者さんの
お弁当。エビフライ🍤好きの母、
メニューを見たら飛びついてしまいました。
夜・昨日の余りでもう一日しゃぶしゃぶ。
oisixの
「ホタテととうもろこしの塩バターご飯」
と一緒に。
運動・ジムでボディーバランス1時間
体重・56.4kg


