「同志少女よ敵を撃て」逢坂 冬馬さんという

壮大なスケールの作品の後で読んだ本作。

「レッドクローバー」まさき としかさん


東京のバーベキュー会場で

食事に仕込まれたヒ素により

三人が死亡する事件が発生。


すぐに犯人が捕まるが、使われたヒ素が

12年前の一家惨殺事件に使われたものと

同じだったことから

当時、事件を取材した記者は

その関連を疑う。

これはあの事件で一人生き残った

長女の仕業ではないのか・・・


事件の取材のため訪れたその家で

記者が偶然見かけたのは

一家が毒入りのカレーを食べて

もがき苦しんだその食卓に腰をかけ

カップラーメンをすする長女の姿だった…。


物語は現在の進行役を務める記者の視点と

過去の一家惨殺事件の関係者、

それぞれの視点から真相が語られていきます。


ただ読んでいて思ったのは

これもよくある母と娘との確執物語なのね、

ということ。


親に愛されたい娘と

上手く愛せない、

あるいは愛情表現がわからない母親


・・・って湊 かなえさんの専売特許ではなく

いろいろな作家さんが書かれているような

気がします。


私も母なので

読んでいて苦しくなるんですよね悲しい

なにか育児って、

母に全ての責任があるようで。


よく著名人の方が

ご自身の母親を毒親だったと

言っているのを見かけますが


反論する術を持たない一般人の母親を

そこまで言わないであげて

って思っています悲しい


私がもし自分の母親を毒親呼ばわりする人の

娘だったら心が痛むし、

因果応報ではないけれど

憎む気持ちは

子供から自分に返ってくるような気が

するんですけどね・・・。


本作では終盤、

思いがけない事実がさらされ

ただそれを成立させるには

かなりこじつけ気味の設定が必要で…

スッキリする読後感とは言えないかもです不安



👩今日のダイエット記録

朝・酒饅頭(味噌)1個

昼・弁当

夜・サバの味噌煮、酢豚、ぶり大根

  かぶとハヤトウリとレンコンのマリネ

運動・ジムで体幹コアレッスン1時間

体重・59.0kg(±0)