韓国2日目は、前日の歓迎会BBQに続いて、日本建築の残る街の様子、プロジェクトの概要、現地確認を群山でやり、その後3時間かけてソウルに戻り、打面の詳細を打合せ…と、忙しかった。

群山市は、かつて自動車の生産工場があり賑やかだったらしいけど、10数年前にそれが閉鎖され、しばらくすごい勢いで衰退したらしいけど、ここにきて観光業が俄かに伸びてきて、若者、家族連れの旅行者が週末になれば予約も取れないほどになると聞きました。しかもその場所は、近年の郊外に作られた新都市ではなく、日本統治下の時代に建てられた、入母屋造りの日本建築がたくさ

ん残る老人達しか住んでなかった場所。韓国にはいろんな感情が残っているとはいえ、全員が日本に対して反日という事はありません。ともあれ、その古い町並みそのものが評価され、オシャレなカフェ、土産物店、レストラン等々が乱立し始めています。

そこに地元の意思ある人達が数名集まり、出資をし会社を作り、群山を再開発のロールモデルにしたいと、群山出身の建築家も巻き込み、あくまでも民間ベースのプロジェクトが進んでいるわけです。そこに僕も加わらせてもらっています。

現状は、彼らの初期計画以上の実績が積み上がってます。ただの金儲けではなく、街の再生を楽しむことに、彼らの志があるから、本気で取り組んでいるのがわかります。それでも基本には、彼らの笑顔があるので、このプロジェクトがうまくいくように感じます。僕も本気で取り組んでいます!