台湾の木工機械展に行ってきました。コロナ禍で傷ついた台湾の木工機械業界も、少し上向きになったと聞きました。現在、木工機械の世界では台湾は世界の中心になっています。台湾のものづくりは、30年ほど前から日本の木工機械メーカーが安い労働賃金と真面目な人材を求めて台湾、特に台中市に工場を求め、日本のメーカーさんは商社的になっていました。もちろん例外はたくさんありますが、あくまで一般論。そこに台湾の半導体を中心としたIT産業の巨大化の波に乗り、ヨーロッパのメーカーも台湾にドンドン注文を出すようになり、気が付くと台湾抜きで木工機械は語れないほどの中心地となってきたんです。

 で、今回はお付き合いのある機械メーカーさんの推薦なのか、展示会の招待を受けて空港送迎からホテルまで、ご用意して頂きました。

 

 機械を見せて頂くだけでなく、いろんな人と出会いました。今後の急成長が予想されるインド人、台湾高雄大学の木構造の教授、建築家、そして台湾の各メーカーの人々。どれも、とても興味深く、割と深い話をすることができました。

 僕は旅をしたり、知らない人とでも話をするのが大好きなので、人との出会いは楽しいし、ストレスは感じません。ただ、1時間の時差のある台湾で過ごした時間を、帰国後元に戻すのに、若干のストレスを感じました。加齢ですかね?

 

 台北市の古い街並みや、夜市、松山文創園というデザインセンター的な場所も歩いてみました。ノスタルジーを感じたり、台湾ならではの文化を感じたりと、とても楽しい時間でした。