今月6日、1978年の宏美さんのヒット曲「シンデレラ・ハネムーン」のスピードアップバージョンが急きょ配信リリースされた。ジャケットがオリジナルのオマージュであるイラストであるのも嬉しい。このスピードアップバージョンをBGMにしたアバンギャルディによるダンスがバズっていることは、以前もお知らせした。まずはアバンギャルディの動画、そしてこの配信リリースの記事をご覧いただこう。

 

 

 

 一糸乱れぬダンスのキレは素晴らしいが、全員がオカッパ頭にしたややコミカルな演出は、宏美ファンとしては微妙なものがあったが、再びこの曲が世界的に脚光を浴びるキッカケになれば、と捉えてはいる。

 

 

 次に、オリジナル・バージョンについて述べた拙ブログについてもご紹介しておこう。

 

 そもそもが阿久悠×筒美京平×岩崎宏美の名曲中の名曲であることにどなたも異論はないであろう。今回1.14倍速のバージョンということだ(テンポは速くなっているが、キーはEbマイナーのままで、高くなってはいない)。手元の計測では、オリジナルのBPM(Beats Per Minute、音楽の速さを表す指標で、1分間に打つ拍数)は約132で、スピードアップバージョンでは約150であり、1.14倍速の謳い文句通りである。だが、われわれ宏美ファンの間では、1978年の大晦日の紅白歌合戦で歌われた“高速”「シンデレラ・ハネムーン」も語り草である。番組の進行が押して、曲に巻きが入るのは致し方のないところではあるが、あれはすごかった。どれくらいだったのだろうとYoutubeで探してみた。そうしたら、なんとアップ主さんが画面にBPMを表示してくれてあった!🤣それによれば、イントロでもすでに145でスタートしているが、曲の進行と共にどんどん巻いていき、何と最後にはBPM=152の表示‼️😳生演奏で今回のバージョンを上回る速度で演奏されていたことが判明したのだ。その紅白バージョンもご覧いただこう。

 

 

 今回の配信が、一人でも多くの多くの若い方々、そして世界中の人々の耳に届けば、と思う。そして、その中の数%の方が、「シンデレラ・ハネムーン」をオリジナルのテンポで聴いてみたり、或いは「岩崎宏美」は他にどんな曲を歌っているのか検索してみたりすることを切に願うのだ。再来年の宏美さんのデビュー50周年に向け、この曲の配信リリースによって大いに弾みがつくことを祈念してやまない。