宏美さんは長年のキャリアの中で、多くのアーティストとデュエットの録音も残している。つい先日、ファンのお仲間と男性アーティストとのデュエットが話題になり、あれもある、これもあると盛り上がった。佐藤竹善(3曲も!)、斎藤誠、ASKA、谷村新司、三浦友和、大野真澄、伊勢正三、超大物ではバリー・マニロウ。コーラスなのでデュエットではないけれど、スターダスト・レビュー。加山雄三さんとは、葉山洋三&干雲丹子名義で吹き込んでいる。きっと他にも知らないものがあると思う。ご存知の方、是非ご教示いただきたい。

 

 そんな数々の男声ボーカルとのデュエット名唱の中から、今日は多くの方の耳に馴染んでいないと思われる曲をご紹介したい。ところがこの曲、お相手の名前がCDに書かれていないのである。可能性があるのは、作曲者としてクレジットされている佐藤健さん。大橋純子さんの夫で、作・編曲家でキーボーディストとのこと。デュエットのお相手についてどなたかご存知の方、これも情報をお寄せいただけるとありがたい。

 

 さてこの曲、ご存知ない方が多くて当然、CD自体が非売品なのである。ライオンズマンションのイメージソングとのことで、私もお仲間から譲っていただいたのだ。しかしこの曲、けっこう私のツボなのだ。宏美さんの穏やかな歌い方、特に男声とのハモりになる部分が好きである。ツーハーフの歌であるが、3回目の「♪ 潤いも 華やぎも」の部分で男声のパターンが変わるところがまたカッコいい。「♪ Wow wow〜」も良い。是非お聴きください。

 

 

 作詞は来生えつこさん。全体にマンションのイメージソングであることをボヤかしながら、綺麗にまとめておられる。最後の「♪ ライオンズマンション 〃 ライオンズファミリー」がなければ、シングルに推したいくらいだ(笑)。

 

 それにしても、タイトルが「Romantic Realist」とは。romantic realism(ロマン主義的写実主義)という、アメリカ芸術の流派とはどう考えても無関係😅💦「ロマンティックな現実主義者さん」ということだろうか。ロマンティストなだけじゃダメ。いくら愛を語っても、先立つものがないとね。やっぱり住む家も大事よ。ということか。身も蓋もない歌である。そう言えばこの歌の頃、私の家もなけなしの貯金をはたいてリフォーム中であった😜

 

(ライオンズマンション イメージソング 2000)

 

【訂正とお詫び 2020.9.8】葉山洋三名義は、加山雄三さんです。なぜかさだまさしさんと書いてありました。大変失礼いたしました、お詫びして訂正いたします。