前回のお話はお話はコチラ。




コニチワー

父親のぶっちゃんです。



それでは前回の続きです。




引っ越してからというもの

大人たちの無責任な行動に

不信感を募らせていた息子。




ついにその怒りは頂点に達し、


ある日その男性に

積もり積もった感情を

爆発させてしまいました。




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 仕事もせん奴が

 偉そうにすんな!!

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それから

取っ組み合いの喧嘩になり、


壁に穴を開けてしまうほどの

騒動にまで発展しました。




満たされない想い。



もしかすると

かつてのお母さんを

取り戻すためでも

あったかもしれません。




そして

その行いは功を奏し、

男性は家を出て行くことに。



これで

めでたしめでたし!



……とは、

残念ながら

いきませんでした。



次の日から、

思いがけない現実が

待っていたのです。



なぜか

母親の態度がよそよそしく、

自分と目を合わせようとしない。


そして部屋の外では

母親と妹の

コソコソ話が聞こえ、


自分が近づくと

サッと離れていく。。。



恐る恐る遠巻きから

自分のことを見ているのです。




息子

「お、俺な。。。


 その時、何が起きとるか

 わからんかったんよ。


 だってクズな悪い奴を

 やっつけたんよ?


 家族を守んないと。

 母ちゃんと妹のためにって。



 引っ越しだって

 本当は嫌だったんよ。

 

 友達とも別れたし。。



 でも母ちゃんが

 幸せなら良いかって。



 父ちゃん達が

 離婚したことだって

 本当は嫌だった。



 俺、ずっと我慢しとった!

 


 なのに、、、


 ひっく。。

 


 母ちゃん、あれからずっと、

 俺のこと厄介者みたいに。。。


 ひっく。。。。



 なんでなん?


 父ちゃん。

 なんでなんよーーー」



 

そういうと息子は



「うわーーーーーーーっ!!」



と、再び泣き崩れました。




聞けばその直後に

足をケガし、陸上部も

休みがちになったそうです。



そしてその件がキッカケで

息子の心は蝕まれていき、

現状へと至るのです。。。

  




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家族を守るために。


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これは言ってみれば

父親の役割です。



息子は父親の役目を

果たそうとしていたのかもしれない。


こんなに

ボロボロになるまで。。




ああ。。


あああ。。。。



ちくしょう!こんなの、

おれが呪いをかけたような

もんじゃないか!



後悔の念と申し訳なさで

止めどなく涙が溢れました。



早く息子をこの苦痛から

解放させないと!




「お前は1人で

 めちゃくちゃ頑張ってきた。


 もう大丈夫。。。

 

 これからは父ちゃんが

 ついてるからな!」




絶望の縁にいた息子は

ついにその悲痛な思いを

打ち明けてくれました。



溜め込んでたものを

吐き出してスッキリしたのか


表情も少し

明るくなっていました。



しかし、私はここで

間違いを犯すのです。



息子の本音を聞いたことで

気持ちが大きくなった私は


つい、こんな事を

言ってしまいました。



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「息子〜。

 とりあえず、気分転換に

 風呂でも入りに行くか?

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この事で、

事態はさらに悪化

してしまいます。




それでは次回に続きます。

 




次の第5回からは


その後の顛末と

前妻のことについても

お話ししたいと思います。



息子のことを語る上で、

母親の存在は

どうしても欠かせないのです。




今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。




ばいなら!(^O^)




不定期連載となります。