無住心の理解 ~リンゴを例に~

 

世の中には“唯一無二”と そうではない事があります。

 

まずリンゴを英訳した場合は

apple

であり、これ以外の答えはありません。

appppleやapllleなどは正しい答えではありません。

これは絶対であり、唯一無二になります。

 

 

では、リンゴを食べた感想を聞いた時。

ある人は「甘酸っぱくて美味しい。」

別の人は「酸味が強くて不味い。」

他にも

「また食べたい。」 「二度と食べたくない。」 「食材として使いたい。」

などあります。

これらを1つの価値観で統一することは出来ず、

立ち位置がそれぞれに異なるため、

全て正しい答えでもあり、間違いでもあります。

 

無住心の理解において 

その価値観を習いたいと言う人以外に、

「価値観の押し付け」

を行うと、それはマイナスに作用します。

マイナスとは次の因果です。

 

その価値観を否定され、マスター・ヨーダの言う通り

否定されたことで怒りが生じ、怒りが憎しみに変わり、

憎しみが自身を苦しめる事になります。

 

剣の道において「リンゴの英訳」に相当する事象はあるか?

と聞かれれば、今の私の答えは

「刀身を素手で握って振り回してはならない。」

(指が落ちるから)

この程度の事しか言えません。

 

しかし、それはまだ私自身が真実に達していないから

答えられないだけであり、その答えを見つける事が

無住心の理と剣の道、と言えます。