アルマーニのスーツに、ジバンシーのネクタイ・・・
これらで着飾るだけでは
無住心の理解はできません。
このようなお話をしましょう。
ホームレス。決して身ぎれいとは言えませんし、
むしろ汚いとすら感じる事があります。
あるホームレスが1枚の食パンを貰いました。
すぐ近くに別のホームレスが居り、そのホームレスも
空腹に耐えていました。
それを見て、食パンを半分に千切り、
その半分をそのホームレスに与えました。
そう、自身が飢えているにも関わらずです。
彼の外見は汚いと言っても過言ではありません。
しかし、その行動は「綺麗」と言わざるを得ません。
この話のように、美しさとは外見ではありません。
大切にしなければならない心を磨かなければ、
無住心の「美」を理解することは出来ません。
その美の理解こそが、心の剣の意となります。