赤子に帰れ
針ヶ谷夕雲先生の興した無住心剣術の教えです。
この赤子とは?
その実例を紹介します。
故やなせたかし先生(あんぱんまん、その他の作家)。
やなせ先生の著書
「わたしが正義について語るなら」
この本に赤子よりは成長した児童の話が書かれています。
あんぱんまん。
この絵本は今でこそベストセラーですが、
出版当時に評論家や出版社からは
「絶対に売れない本=ダメな絵本」
と言う評価でした。
これは大人(知識、立場や先入観など)の意見です。
しかし、図書館で真っ先にボロボロになる絵本は
「あんぱんまん」
ボロボロになる=人気の絵本です。
いつも貸出中になっています。
図書館で読みたい絵本を選ぶのは
“学識のある学者”や“経験豊富な出版社”
ではありません。
「面白いから読みたい。」
と言うシンプルな思考を持った児童です。
児童は、
「その絵本が面白いか 否か?」
これで判断をします。
純粋な魂を持つ評論家です。
この話ですが、無住心剣術も同じです。
知識人は、学識で判断をします。
それは時に天の法を無視し、人の法(損得)で判断がなされます。
夕雲師の言う「赤子に帰れ」
この話で理解が出来るでしょうか?