これは私の宗教観によるものです。
ここ数年、私は戦争で亡くなった方々の追悼をやめました。
その理由を書きます。
まずは神道の考え方です。
人は死ぬと「神」なると言われております。
神とは?
全てを理解する存在とも言えます。
戦中に亡くなった方は、もれなく神になっています。
仏教的には仏になります。
言葉は違いますが、神と仏は同じ意味で良いと思います。
人は死ぬと全てを思い出すと言われ、
別の表現では、人は死ぬことで因果が解消されると聞きます。
つまり、死ぬと怒り、憎しみ、悲しみや苦しみから解放されます。
その因果の解消は花/華に例えられるようです。
また、仏教でいう「ご生前」と言う言葉の通り、
死ぬ=生まれる。
つまりこの世が“あの世”だと言う考えがあります。
さて、
神仏になった先人は何を想っているでしょうか?
私の想像の範囲でしかありませんが
「自分たちが戦争で苦しんだのだから、
二度と同じような事が起こらないような世界になって欲しい。
そのため、自分たちは“こちらの世界”から平和が続くように
強く願っている。」
追悼とは、偲び死を悲しむことです。
私は追悼の代わりに
「あの世で、見守っている先人らに感謝をする。」
つまり、敬い尊ぶ事をしてます。
この考え方が正しいかどうかは、分かりません。
ただ先人の死をただ悲しむことだけではなく、
多くを学ぼうとする姿勢が必要だと考えています。
その姿勢こそが、天は自ら助くる者を助すく、です。