八寸の延金について夕雲流剣術書には
以下のような記述があります。
まず新陰流 上泉信綱先生より同じ時期に
以下の4人の弟子に印可が与えられました。
・疋田文吾郎
・柳生但馬
・小笠原玄信
・戸田清源
小笠原玄信は、中国で武術を学び
「八寸の延金」
と言う技を身に付けました。
上泉先生の弟子が、八寸の延金を検証したら
「この技は日本一だろう。」
と評価を出しました。
その後に、小笠原玄信は疋田文吾に会い、
手合わせを行いました。
印可者=転(まろばし)も会得した疋田は、
八寸の延金の前に一歩も動くことが出来なかったようです。
また柳生但馬に会い、柳生もまた適わなかったようです。
柳生但馬は、沢庵和尚に禅を学び、
不動智などを覚えたようですが、
言葉を多く知るだけで、柳生の剣に禅の心は
一致をしていなかったようです。
そして
小笠原玄信は日本中の「強者」と相対して、全てに勝ったようです。
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ここまでの話が先行して、謎の秘剣!
と言う噂話が残ったと思います。
しかし、八寸の延金も
無住心剣に敗れ、必殺の剣ではなくなりました。
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無想剣武術会-藤沢市支部
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