感謝の因果は

その恩恵を受けた同士で

返していかなければなりません。

  

たしかに

「情けは人のためにならず」

と言う言葉もあります。

  

しかし、それは

「恩を与えた側が、与えたことを忘れるための手段」

を解いた言葉に他なりません。

  

つまり

「与えたことへの因果を断ち切る事」

   

因果の例として

(A)さんが暴飲暴食をしたら、(A)さんが肥満化した。

しかし暴飲暴食をしていない(B)さんは肥満化しない。

もし(A)さんが痩せたいと思うなら、(A)さんが運動をしなければ

痩せることはない。

肥満化した原因は(B)さんにはないし、(B)さんが運動をしても

(A)さんは痩せることはない。

  

正または負の因果の解消は

他人や天では解消が出来ません。

全て自分自身で解消

をしなければなりません。

    

その解消方法とは   

感謝の心を理解し、

その心のままに生きることです。

   

この心の理論は仏祖ゴーダマ・シッタールダ先生も

説いております。

   

剣の道限らず、

感謝を知ることは、必ずや自分に良い結果として

帰ってきます。

    

もし可能なら

「与えたことは忘れ、受けたことは返す(返そうとする。」

これを素でできる人物が

「聖人君子の先にある仏」

と称されます。