漫画の話と史実の2つを例に上げます。

 

流儀の奥義。

複雑な手続きが必要で

手順を覚えるまでに長い時間を要する所作・・・

 

架空の流儀「飛天御剣流」。

この奥義の手順は簡単でした。

手順だけで言えば、「只の抜刀」。

   

 

九頭龍閃のほうが手順はややこしいですよね?

   

そして一休禅師(いわゆる一休さん)。

彼が弟子に残した

「何か困ったことがあれば、この手紙を開けなさい。」

 

数年後に困ったことがあり手紙を開封すると

「心配するな 。 何とかなる。」

 

実に簡単ですよね。

    

もっとも

「これ(これら)を簡単だと言える、簡単な頭でうらやましい。」

と言う意見もあるでしょうか。

 

この

「簡単な頭」

と言うのが無想剣では大切です。

 

人とは経験や知識から難しい思考になります。

それは先入観を生み、先入観は疑いに走り、

先入観の通り(思い通り)にならず、

怒り・憎しみに向かい、

それによる反作用による恐怖を感じ、

自ら苦しみを抱え込みます。

 

苦しみからの解放は

複雑な思考からの脱却であり、

その思考を単純化させたときに

真実が何かという事が見えてきます。

 

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無想剣武術会-藤沢市支部

毎週土曜日 15:00-17:00

亀井神社(神奈川県藤沢市亀井野554)

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