怒りの根源は自分の心の中にある | 仏光さんの心の相談室

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毎日超順調に1日平均70kmの自転車トレーニングが出来ています。これ自体大変ありがたいことです。身体が健康だから出来ることなので、私は何時も健康であることを天に感謝しています。

 

今日も狩野川の堤防を走っている時に、雲の合間からまだ雪が残っている富士山が見えて、オオヤマツミノオオカミに「おはようございます」と挨拶したら、いつもは何の返事も無いのに、今日初めて音声ではありませんが、「おはようございます」と挨拶が返って来てびっくりしました。

 

色々な見えない次元からの助けで、「今日も自分は元気に仕事やトレーニングが出来ているのだな」と感じます。私がいつまで生きるのか分かりませんが、死ぬ直前まで仕事とトレーニングを続けていきたいです。

 

そういう毎日を送っている私ですが、突発的に不条理な目に遭ったり、過去の不条理な経験を思い出したり、自分が頭の中で想定する嫌な事を考えたりすると、どうしても怒りの感情が出て来て私の脳をハイジャックします。この怒りの感情をコントロールすることは、私の心の永遠のテーマなのです。

 

でも昨日、私の怒りの感情に対する大きな気付きがあって、それからだいぶ怒りの感情が出ることが無くなりました。それは私にとって大転換でした。普通怒りの原因は自分ではなく、自分の外にあると思っています。

 

「あいつがああゆう事をやりやがったから腹が立つ」とか、「こういう世の中が悪いんだ!」とか「まったくうちの旦那は…!」とか、自分の怒りの原因は自分以外の所にあると人は思っているのですね。

 

でも実はそうではないことに気付いたのです。私の怒りは常に私の中にあったのです。それはあたかもマグマのようにいつも心の中にあるのですね。そこに外的要因が加わると、それがきっかけとなって心の中に常に溜まっている怒りのマグマが噴出して来るのです。

 

だから「あいつがああゆう事をやりやがったから…」というのは、「あいつがやったのが原因で俺は怒っているのだ~!あいつが怒りの根源だ~」と自分では思っているのですが、実は「あいつがやりやがった」は、ただのきっかけであって、自分の怒りの本質ではないなのです。

 

だから心の中に怒りのマグマが無い人は、いくら普通なら怒るような外的なきっかけがあっても怒ることが無いのです。注意をすることはあっても怒るという事は無いです。ただ殆どの人は自分が育ってきた過程で怒りのマグマを心の中に貯めて行くので、何か外的要因が加わると怒り出すのです。

 

特に怒りっぽい性格の人は、心の中に溜まっている怒りのマグマの量が多いのです。だからちょっとしたきっかけで、怒りが外に向かって爆発するのですね。そういう怒りのマグマは子供の頃に何か怒らなければならない事、または怒りを抑えなければならない状況などがあり、心の中にマグマが溜まって行くのです。

 

私はこういう事実を知った上で、「自分の怒りのマグマの根源は何処に在るのだろう?」とその源を探すことにしたのです。でもこれはじっと考えて出てくるみたいなものではないのです。自分の心と向き合い、自分の心の中を一つ一つ探求していくのですね。

 

それには、自分の心と向き合う坐禅や瞑想が必要です。ただ間違えてはいけないのは、坐禅をしたから怒らなくなるという事は全くありません。

 

何十年も坐禅をしていて怒っている人間はいっぱい居ます。そして見られていることを意識して、本当は怒りの感情が湧いているのに怒らないふりをしている人も居ます。これでは意味が無いのです。怒らないというのと、怒りを抑えるというは本質的に違います。

 

実際は怒りの感情のメカニズムを知った上で、坐禅や瞑想を通して自分の心と真摯に向き合って、心の中を丁寧に探求していくのですね。私は朝のトレーニングの後、ゲストハウスで坐禅をしていて、私の心の中にある怒りのマグマの根源を見つけることが出来ました。

 

私の怒りの根源は、同居していた父方の祖父祖母が、私の母親をいじめていたことにありました。それを小さな私は見ていてお母さんを守りたい一心から、お母さんをいじめている祖父祖母に怒りを覚えていたのです。

 

しかし小さな子供だった私は、その場で祖父祖母に対して怒りを表すことが出来ません。それが小さな時から続いているわけですから、心の中に怒りのマグマがどんどん溜まって行ったのですね。

 

祖父祖母をはじめ両親ももう亡くなっていますが、私の心の中には小さな頃からの怒りのマグマがそのまま溜まったままだったのです。だから何か外的なきっかけがあると、それを理由に溜まっている怒りが噴出していたのです。

 

私の怒りの根源は、「こいつがこんなことしやがった」というようなその場の外的きっかけとは関係ないのですね。それはただのきっかけで、怒りは常に外ではなく心の中にあるのです。坐禅で自分の怒りの根源を見た私は涙を流していました。涙がほほを伝ってポタポタ私の膝に落ちて行きます。

 

私が小さい頃はみんなから名前を「しんちゃん」と呼ばれていました。私は心の中に居る小さかった頃の私に向かって「しんちゃん、もう大丈夫だよ。もう終わったのだよ。」と、小さいしんちゃんを抱きしめるようにやさしく語りかけました。

 

私はいつの間にか声を上げて泣いていました。小さかった頃の私はいじめられている母親を見ていて本当に辛かったのでしょうね。しばらくして涙が止まった時に、今まで味わったことのない爽快感と温かさを私の心に感じました。

 

その時の私の心の中には怒りの感情は微塵も残っていませんでした。私はここまで来るのに66年の生涯を費やして来たのです。今まで何かきっかけがあれば怒ってきたわけですから、心に怒る癖がついていて、すぐに怒りが無くなるという事は無いでしょう。

 

でも私はこの経験を活かして、もし外的なきっかけで怒りが出てきても、深呼吸をして自分の怒りをコントロールすることが出来ると思います。これからも、朝の坐禅のたびに私は私の怒りの根源を見つめ続けていきます。

 

怒りは自分の外にあるのではなく、自分の心の中にあるのですね。今のところ、この経験を通して私の怒りの感情は極端に少なくなりました。今日まで死なずに生きて来れて本当に良かったです。そうでなければ私は怒りのマグマを心に抱えたまま死ぬところでした。

 

生きてきたからこそ自分の怒りの根源を見つけて、それをコントロールできるようになったのです。怒りが少なくなり、これからの人生はもっと心が楽になるでしょうね。これはこれで楽しみです。本当にありがとうございます。

 

合掌

 

仏光

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