四苦八苦を受け入れると苦が和らぐ | 仏光さんの心の相談室

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昨日の朝はいつものように狩野川沿いを50km走って、昼休みはプロショップでロードバイクの洗車に行きました。ピカピカになったロードバイクは新車のようになりました。ギア部分の洗浄もするので走りが軽くなります。

 

今日の朝は雨だったので、室内でのローラートレーニングです。でも昼休みは天気が回復したので、富士の田子の浦港へ旧国道1号線をガンガン走りました。これは往復53kmになります。何時も行き先が修善寺なので、きょうはちょっとコースを変えてみました。

 

自分が健康であることが一番幸せな事なのです。しかし毎日健康だと健康が当たり前になるので幸せ感が薄れてきます。

 

これは健康だけではなくて、人間は何に対しても毎日何事も無ければ、それが当たり前になって幸せ感が薄れます。そしてどうしても「もっとこうなって欲しい」とか「もっとこうありたい」と今の幸せな状態を忘れて思ってしまうのです。

 

これは私も放っておけばそうなります。そういう時に自分を戒めるために、自分にすでに与えられているものを数えるようにしています。私の場合、67歳になるのに健康な体があって、仕事もあって、特殊と言える能力もあって、家とか車とか必要なものが普通にあってと、これで不満に思うのはおかしいと認識できるのです。

 

まあそれでなんとかその場は収まります。それにしてももうすぐ70歳になるのですが、昔は「長寿はめでたい」という事になっていました。私は長生きすることはめでたいとは思えないので、いつ死んでもいいように今日を生きています。

 

生きていれば生きる苦労があるわけですから、長生きすればそれだけ生きる苦労もしなければなりません。お釈迦様は「人生は苦である」と説いています。人間誰でも「生老病死」の四苦を持っています。

 

それに加えて怨憎会苦(嫌な奴と会わなければいけない苦)、愛別離苦(愛する人と別れなければいけない苦)、求不得苦(思い通りにならない苦)、五蘊盛苦(いろいろな感情や想念が湧き上がってくる苦)の四つの苦があります。

 

最初の四苦と後の四つの苦を合わせて「四苦八苦」と言うのです。私は最近生きているという事は常に四苦八苦する事なんだと思うようになりました。この四苦八苦は人間誰しも逃れられない苦なのですね。

 

私も思わぬことが起こったり、思い通りにならなかったり、しょっちゅう四苦八苦を経験しています。だから嫌だけども、人生には苦があって当たり前なのです。「人生は苦である」というのが真理であるのがよく分かります。

 

生きるという事は如何にして自分の中の四苦八苦を受け入れて、それでも何とか幸せを感じるような生き方をするにはどうしたら良いかを、模索し続ける事なんだと私は思います。

 

何にもしなくても私達の人生は苦になるようにできているのです。だから幸せを感じるためには、色々な心の工夫をしなければならないのですね。お金や物や自分を取り巻く良い条件があっても、人間はすぐ苦を感じるようになっています。

 

いくらお金が有っても、愛する我が子が死んだら「愛別離苦の苦」になります。お金なんか要らないから我が子に生き返って欲しいと願うのです。でも子供が普通に生きている間は「もっとお金が欲しい」となるのですね。

 

だからそのような物をいくら蓄えても、実際は人生の苦からは逃れることが出来ないのです。そういうことが分かる歳になって来ました。よく「健康であれば長生きしてもいい」という人が居ますが、私は全然そのように思わないです。

 

もちろん健康でありたいとは思いますが、長生きしても良いとは思いませんね。長生きすると人間の基本的な苦である「四苦八苦」をその分体験しなければなりませんから。

 

今日私の所に来た若い看護師さんから「怒らないようにするにはどのようにしたらいいのですか?」と聞かれました。私は「どんな修行をしても、怒りを無くすことは出来ないよ」と答えました。

 

それは色々な感情や想念が湧いてくる「五蘊盛苦」は人間の基本的な苦であるから無くなることはないのです。ただ社会生活を営むために、「怒りを出さないようにすることは訓練で出来る」と答えました。作り笑いもその一つでしょう。

 

正直に言って私は毎日この四苦八苦のどれかを感じて暮らしています。一番多いのが「求不得苦」と「五蘊盛苦」です。時には「怨憎会苦」もあります。そしてその中で幸せを少しでも感じる方法が、さっき言った自分に既に与えられているものを数えることです。

 

今日も健康でガンガンロードバイクに乗れたので、それを今日の幸せのカウントに入れます。人間死ぬまで四苦八苦から逃れる事はありません。でも逆に四苦八苦を受け入れると「まあ人間生きていればそんなものかな」と苦がそこまで気にならなくなります。

 

人間の四苦八苦は逃れようとすると苦しみ、逆に受け入れるとやわらぐものなのですね。私は長生きはしたくないけど、自分の人生が長引きそうなので「そんなものかな」と四苦八苦を受け入れる努力をしながら毎日生きて行きます。

 

全く本当に「人生は苦である」のですが、何とか四苦八苦を受け入れて乗り切って行きますね。だからまた明日もロードバイクにガンガン乗ります。でもこれを続けるのは私にとって楽しみで苦ではありませんからありがたいことです。

 

これはこれで私の四苦八苦の人生を乗り切る工夫の一つですね。幸せを感じるためにはこういう工夫が人間には必要なのでしょうね。

 

合掌

 

仏光

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