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昨日はジムが休館日で、昼間にヘアカットに行ってきました。朝から仕事がとっても忙しくて、夜遅くまで仕事をしていました。家に帰ってきて夕食をとってから、外の玄関デッキで夕涼みをしていました。すると秋の虫の鳴く声があちこちから聞こえてきます。今年の夏はとっても暑くて、秋などまだまだ先のように思えますが、秋の虫はちゃんと鳴き出したんだと思うと何だか嬉しくなりました。「こんなに暑くてもちゃんと秋が来ているのだな」と思いました。

 

こういう時に自然は立派だなと思います。私たちは様々な自然現象を人間の都合で良いとか悪いとか言っています。地震や台風は悪くて、秋晴れの日は良いみたいに決めています。でも考えてみれば、地球には太古の昔から様々な自然現象があり、そこに人間は住まわせてもらっているのですね。私たちは生きているのではなく、生かされていて、地球に住んでいるのではなく、住まわせてもらっているのです。自分中心ではなく、地球中心に考えると現実がよく分かります。

 

このように実際に生かされていると感じる事ができると謙虚な気持ちになって、愚痴や文句が減っていきますね。「生かされているだけでもありがたいな」と思うようになります。昨夜は虫の鳴く声を聞いてそのように感じる事ができました。そういう時に何とも言えない心の平穏を感じます。人間社会は人間が作り出す故意的な問題ばかりですが、自然の中には何も故意的な問題はありません。だから私の人生で出会った問題も、自分も含めて全てが人間がらみでした。

 

人間社会にだけに目を向けていると、世の中嫌になることもあるかもしれませんが、時々気をつけて自然に目を向けることは大切ですね。私個人としてはできるならば山の中でひっそり暮らしたいと思う時があります。山寺の自然の中で坐禅でもしながら、「ああこの世は素晴らしいな。生きているのは素晴らしいな」などと思うのは簡単ですが、でもそれでは私がこの世で活きることにならないのですね。ある意味それは現実からの逃避なのです。

 

逃避という意味で出家などを望む人も居ますが、現実は、坊主の世界は坊主の世界でまた色々ドロドロしたものがあるのです。禅の修行風景など、テレビではきれいなところが映りますが、残念ながらやはり人間がしている事なので、巷で思われているほど内実は綺麗なものでもありません。それもまた現実です。

 

自分で勝手に決めた事ですが、私には私の使命があると思っているので、これからも人間社会の中で生きていきます。でも生きているのではなくて、生かされていることを実感するためにも、これからも毎日自分の心を自然に向ける時間を作っていきます。人間社会の中で坐禅や瞑想の修行をして、人間社会の中で仕事や生活をしていく。でも毎日心は自然にも向いている。そこら辺りが実践的で現実的な生き方だと思いますよ。

 

合掌

 

仏光

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