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今日は日曜日で、東京からの客人と近くの箱根にある岡田美術館に行ってきました。5年前にできた美術館ですが、その内容の素晴らしさに驚きました。通常の展示の他に私の好きな日本のゴーギャンと言われている田中一村の絵を展示していたので見に行きました。入場料金は少し高かったのですが、それ以上にその内容の素晴らしさに感嘆しました。もちろんその後に水泳に行きました。

 

こういう休日の過ごし方は本当にいいなと思います。特に景徳鎮の焼き物の数々や、伊藤若冲などの江戸時代の日本画をゆっくり見ることができて嬉しかったです。今まで写真や映像でしか見ていない美術品の本物を見るのは本当に勉強になります。昔は私も絵を描いていましたが、今は忙しくて絵を書く時間はありません。本物を見るだけでも人生の良い経験と思います。

 

これらの絵を書いていた人は本当に心が自由だなと思います。田中一村などは絵を描くために奄美大島の工場で働いて、安い給料で絵の具を買って、まあ極貧の生活をしながら好きな絵を描き続けています。自分の好きなものに人生の全てをかけているのですね。お金を儲けようとか、有名になろうとか、そういう動機で書いているわけではなく、ただ純粋にそして素直な心で絵を描く人生を生きているのが、その作品からにじみ出ています。

 

私が心を共にする大好きな仲間と、大好きな美術品を鑑賞していくのは大変贅沢な時間だなと思いました。私の後半生は忙しくなりそうなので、もう絵を描くことも無いかもしれませんが、私は私なりに今の仕事や修行で純粋に、そして素直に生きて生きたいと思います。

 

いよいよ来月は私が書いた英語の本、「100 steps to the enlightenment with Buddha's wisdom」のサンプル製本が出来上がりる予定です。全世界へのマーケッティングはこれからですが、お金儲けや名誉のためではなく、この本で少しでも多くの人が平穏な心を取り戻せたらと思います。

 

英語圏の殆どの人には今まで触れたことも無いお釈迦様の智慧や考え、生き方を私の解説と共に書いた本です。これも私のライフワークの一つですね。自由であるというのは、自分の信じるものに基づき、自分で自分の人生を創っていくことだと私は思います。もちろんそれには食べていけなくなるリスクが付きまといますが、それでもやってみるのが私の生き方です。今の事業を起業した時にも、「これで食べていけるのかな?」といつも不安が付きまとっていました。

 

それでも自分の自由な生き方を求めて、一生懸命やっていると何とかなるものです。私は自分の身の安全を計るために理不尽な権力や周りの環境に服従するのは大嫌いなので、リスクをとってまでも自由な生き方を求めてきました。世間一般では「まあ正論はそうであっても実際世の中では・・・・ウニウニ」となるのですが、今回の日大の問題は理不尽な権力や力関係に、追い詰められた選手が服従した結果起こったものです。

 

これは日大だけの問題ではなくて、会社や官僚組織などを見ると、日本人のメンタリティーと社会構造の問題だと思います。長い封建制度の歴史を持つ国だから、どうしても権力に服従する。そして権力を得たがる心の癖がついているのですね。そのようにして1000年以上も自分の身の安全を守ってきたのです。私が一番嫌いな言葉が「老獪」という言葉です。経験を積んだ人間が、あの手この手を使いながら、うまく自分のために、自分が得をするように生きていこうとする生き方ですね。

 

それが当たり前だと思う人は、どうぞ服従して生きて頂いていて良いのですが、私はたった一回の人生だからリスクをとっても服従するような生き方はごめんこうむりたいと思います。心の自由を本当に求めていくと、理不尽な制度や上司の下で生きようなどとは思わないものです。これは仕事だけではなくて、仏道修行も同じです。口で何と言おうと、その本質が見えたのならば、私は自分の心の自由を束縛するようなところで自分を殺してまで間違ったものに服従しながら生きようとは思いません。

 

ある人から「それで食えなくなったらどうするのですか?」と聞かれたことがありますが、「食えなくなったら食わんででよろしい。」と答えました。それを聞いた相手の人は「ゲッ!」と言っていましたね。明日死んでも文句はないと思って生きていますので、一生懸命働いて生きた後で、もしそういう日が来たのならば、それは天命だと私は思いますよ。

 

私はアメリカの上場企業で役員や現地法人の社長をしてきましたから、どのように立ち回ればお金が儲かって身の安全を図れるのかは百も承知しています。やろうと思えばいつでもできると思いますよ。でもそれが私の信条と相反するものであるなら、昔と違って私はお金や名誉などより、私の心の自由を守ります。今のところ一生懸命生きていると、必要なものは必要な分だけ向こうからやってきますので、そのような心配はしていません。

 

何の後ろ盾も無く、また組織や制度に守られるのでもなく、自分の才能と腕だけを頼りに、これからも私は私の信条に基づいて私の心の自由を守りながらこの世を生きて行きます。決してこれは楽な生き方ではありません。そして現実にはなかなかできないのも分かります。でも本当に自分が正しいと思うならば不本意に思いながらも何かに服従して生きていくより、勇気を出して自分の道を生きた方が100倍幸せです。私の教室で学んだ後、独立してラーメン店を開いた人がちゃんと成功されています。

 

これは言うのは簡単ですが、現実に行うのは大変です。それでも多くの人が目を覚まして、自分の人生を納得しながら生きて行って欲しいと願います。どうせ長い長い輪廻転生の中では、この世に生きている時間はほんのわずかです。物や名誉、権力に支配される事なく、心の自由を守りながら毎日を生きて行きたいですね。

 

合掌

 

仏光

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