なるようになる

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昨日は仕事納めでしたが、朝からとっても忙しくてさすがに少し疲れました。家に帰ってからお風呂に入ってすぐに寝ました。でも、仕事を全部終えることができなかったので、今日の午後も少し仕事をします。ゆっくりと寝たので今日も仕事ができます。ありがたいことですね。このように一晩寝れば疲れが取れている間はず～っと仕事ができます。いつまでこれが続けられるのかが私の勝負ですね。

とりあえず来年の1月4日までお休みです。私はいつも長い休みになると体の調子がおかしくなります。今回は少しウォーキングなどをして体調管理をしたいと思っています。少し疲れても仕事をしている間は病気になるということはまずありません。これは「絶対に休むわけには行かない」と気を張っているからだと思います。ところが休みになると気が緩むので調子が悪くなるのですね。心が体に及ぼす影響は絶大だということがよく分かります。

最近私はフェイスブックを始めましたが、メッセンジャーでやり取りをする人の中にリビアのトリポリ在住の人が居ます。今は戦闘状態ですが、フェイスブックはできるのですね。それ自体実際にやり取りしているとすごいなと思います。トリポリは今は落ち着いているみたいですが、アレッポの町は壊滅状態のようです。その人は「私たちはアメリカをはじめとするNATO軍の標的になっているので、毎日不安だけれども家族や良い人たちと一緒に過ごせています」と言っていました。

まあ日本もアメリカ側ですが、そこに住んでいる人は戦争とは関係なく普通なのですね。本当に人間は愚かに戦争を始めてしまいます。それは心に怒りがあるからですね。国のトップ同士がお互いに怒りを持つと戦争になってしまうのです。多くの人は戦争などしたくも無いのに巻き込まれていくのですね。

心から怒りの感情を持たないことが如何に重要か良く分かります。怒りとは破壊なのです。怒ると本当にろくなことがありません。それが分かっているのに私もまだ怒りの感情が出ることがあります。怒りの感情を無くしていくというのはすごい努力が要るものなのですね。全く怒りの感情を無くして生きて行きたいと思っているので、常に私は私の心を監視していなければなりません。それが努力なのです。

人生では何か問題が起こってそれを解決しようとするのですが、なかなかうまく行かないときもあります。そうしているうちに段々怒りの感情が出てきたりすることもあるのですが、最近ふと気付いたことがあります。それは全ての問題を解決しようとして自分を消耗させないことも大切だということです。全部問題を解決しようとしてもそれは無理なのですね。ととえ解決できたとしても、すぐに次の問題が出てきます。それの繰り返しもまた人生なのですね。

だから全部問題を解決しようとしていたら、どんどん自分を消耗していくことになるのです。そして人生が嫌になっていくのですね。それではあまりにもつまらない生き方になります。中には放っておいてなるようにしかならない問題もあるのですから、「どうしよう。どうしよう」と生きるのではなくて、「なるようにしかならない」と泰然と構える心の態度も重要だと思います。

お釈迦様は、

「心は煩悩がもれることなく、混乱することもなく、善も悪も乗り越えて、目覚めている人には、何も恐れることはない」

と説いています。問題を解決しようとしてじたばたしないことも大切なのです。「なるようにしかならない」と決めると不思議に心が落ち着くものです。考えてもどうしようもないことは、考えないのが一番心に良いのですね。「あれもこれも、もう嫌」と思う前に「なるようになる」と心を決めることも大切です。

どうせ問題が一つ解決したとしてもすぐに次の問題が起こるのが人生ですから、このような泰然とした心の態度を常日頃から持つように訓練する努力も必要ですね。トリポリの人は明日自分がどうなるのか分からないのに、落ち着いて私と情報交換しています。地獄を見ると「なるようにしかならない」と心が決まるのでしょうね。そして落ち着くのです。

平和な日本で毎日悩んでいる人も居るのに、戦闘状態の中で落ち着いている人も居る。どちらが人の心として境涯が高いのかは明白です。考えても仕方がないものはなるようにしかならないのです。問題を解決しようとじたばたしないで放っておくのも、善も悪も乗り越えて心の平穏を得る一つの道ですね。

合掌

仏光

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