自分の心身は自分で守る | 仏光さんの心の相談室

自分の心身は自分で守る

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最近は週に4日、水泳に行くようになりました。仕事が忙しくて3日になる時もありますが、できるだけ4日は泳ぐようにしたいと思っています。1回に1000m泳ぐ訳ですから、一週間で4000m泳ぐのですね。それでも私の体重は増えもしないし、減りもしません。たぶんこの辺りがベスト体重になっているのだと思います。

 

最近テレビを見ていると色々なサプリメントが売られています。「これを飲んだら治りました」とCMに出てくるおじさん、おばさんが言うのですが、まず全く効かないと思います。効いている感じになるのは、ほとんどの場合プラシーボ効果しょうね。私が知っている限り蜂から取れるプロポリス以外はほとんど効果が無いと思います。

 

薬にしても、毒にはなっても効果があるのは余りありません。前にも言ったようにWHO、世界保健機構が「この薬を飲んだらこの病気は治ります。」と認めているのはほんの280種類くらいです。日本では1万数千種類の薬が認可されています。ほぼ全部が病気を治すことは無いのですね。「症状を抑える」というのと「病気を治す」というのは根本的に違うのです。

 

だから私は薬を一かけらも飲みません。もちろんプロポリス以外はサプリメントも飲みません。プロポリスも毎日飲むということもありません。疲れた時に飲むだけです。私は薬が必要なのは、破傷風などの細菌性の感染症に対する抗生物質や蛇にかまれた時の血清くらいと思っています。細菌ではなく、インフルエンザなどのウイルス性の感染症に効く抗生物質は無いのですが、ウイルス性の風邪で抗生物質を出す医者も居ます。全く意味が無いと思っています。

 

こういうところがお釈迦様が言う「正見」だろうなと私は思います。正しく見るということですね。病院という権威に自分が依存したり、世の中の一般常識と言われているものを鵜呑みにせずに、何が正しいのかをちゃんと見る心の態度は私を救ってくれています。バランスの取れた食事と、適度な運動と、6時間半から7時間の深い睡眠と、そして一番大切なのが平穏な心の状態です。それらが私を健康にしてくれています。そして大切なのはこういう事に神経を尖らせないということです。朝起きたら歯を磨くように適切な食事、運動、休養、心のトレーニングを毎日習慣として、気を遣う事も無く行うのですね。

 

病気にならない心身を普段から作ることが一番大切なのです。「病気になったら病院に行って薬を飲んだら治る」と思って普段の生活をおろそかにするのは大きな間違いです。事故など救急救命の事態とかの場合は仕方ないですが、ほとんどの病気は未然に防ぐことができます。

 

これは私の意見ですが、薬を飲むと病気になるし、病院に行くと治りが悪くなると思っています。人間の体は薬や手術などしなくてもほとんどの場合自分が持っている治癒力で治ります。一番大切なのは病気にならないようにする日々の生活の送り方ですね。そしてその中で最も大切なのが、心の健康を保つことです。

 

心が健康であると、自分の体が持っている免疫システムや回復システムが最大限に作動してくれますので、病気にならないし、もしなったとしても休んでいれば回復してくれます。これが自然の摂理です。自然の摂理に沿った生き方をしていると、心身が病むことはそうはありません。

 

「いや、そうではない。今の医学は発達しているのだ。だから病院に行ったら大丈夫。」と思う人はどんどん病院に行って薬を医者に言われるがままにがんがん飲んで、バンバン手術などをして頂いたら良いと思います。自分の心身の健康に関して何をするのかはその人の自由です。私は私の考えを人に押し付けるということはしません。

 

「まあまあ普段は健康に気をつけていて、何かあったら病院に行って医者がくれる適切と思われる薬を飲んだら良い」と思うのが世の中の常識ですが、私はその何かあったら病院に行くというのが救急救命以外、私の選択肢に無いのですね。細菌の感染や毒蛇にかまれて放っておいたら死ぬというのも救急救命に入ります。

 

私は少々の病気で病院に行くと治りが悪くなるし、下手な治療をされて薬の副作用で苦しんだり、要らぬ手術で死ぬこともあると思っています。特にがんなどの病気の場合はそうですね。私の母親は癌で死にましたが、目の前でこのような病院の治療を受けてどんどん悪くなっていく母親を見ていて悲しくなりました。

 

でも、すでに病気になっていて薬を飲んでいる場合は、しょうがない部分もあります。Ⅰ型の糖尿病などでインシュリンを注射しているのに、インシュリンの投与を止めると死にます。腎不全で透析をしているのに透析するのを止めると死にます。私はもちろんそういうことを止めろといっている訳ではありません。

 

何もかも現代医学が悪いとも思っていません。必要なものも、もちろんあります。ただ何かあるとすぐに病院に駆け込むのは如何なものかなと言っているのです。「その前に自分が自分の健康を保つためにすることがいっぱいあるでしょう」と伝えたいのですね。

 

お釈迦様は健康に関することを多く説いていますが、その真髄は病気にならない心身を普段の生活の中で作るということです。私はそれを実践していきたいと思っています。寿命の長短はそれほど私には意味がありません。死ぬまでにどのように生きたかが人生の意味なのですね。だから私もいつかは死にますが、「死ぬのが早いから悪い、長く生きたから良い」ということは全く無いと思っています。

 

大切なのは死ぬ前の日まで元気に生きているという事ですね。それでこそ生きている時間を使い切れると思っています。何もしなければそうはならないので、今から水泳とか、心のトレーニングとか自分にできることを習慣として毎日、毎週やっているのです。それでも元気に死ねるとは限りませんが、できるだけの事をするというのはどのような場合でも正しい心の態度だと思います。

 

薬を飲むとかサプリメントを摂るとかいつも血圧を測りながら気にするとかは、私の中ではできるだけの事に入っていないのですね。そんなものにお金、時間、エネルギーを使う事も無く、自然の摂理に沿った正しい事に時間とエネルギーを使えば良いと私は思います。権威や常識に惑わされない正しい心の目を持ちたいものです。でも考えてみればこのような心の態度は別に健康に関することでなくても、人生何に対しても必要ですね。

 

合掌

 

仏光

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