自分の心が人生を創る | 仏光さんの心の相談室

自分の心が人生を創る

人生は一回きりです。その一回の人生をどのように生きるかは自分の心にかかっています。何をするにしても、自分の心にかかっているのです。どのような親のもとに生まれるかとか、どのような状況の中で育つかなどは選べませんが、どんな状況であろうとも、結局自分の人生を決めていくのは自分の心なのですね。

私は人生のどん底に落ちることで、やっと自分の心の間違いに気付いたのです。それまでは自分は人生の成功者と思い込んでいたのですが、それがとんでもない間違いであったと気付いたのですね。ただ気付くのはいいのだけれども、なかなか自分の心はすぐには変わってくれません。禅に入門したりしながら自分の心をだんだん変えていったのですね。でも一番大切なのは自分自身の心に先ずは気付くことです。

「これではいけない」と私が気付いたから、私は私を変えるために何をしたら良いのか色々探して、また試してみて禅に入門したのです。私が禅に入門したのも私の心の動きです。そのお陰で私の今の状況があるのですね。普通自分の人生を決めるのはお金だとか、学歴だとか、生まれた家だとか、生まれ育った状況だとか、就職する職場だとか自分以外のところに自分の人生を決める要因があるように思っていますが、最終的に自分の人生を決めるのは状況ではなく自分の心なのですね。

学歴があって、お金持ちの家に生まれて、一流企業に就職して不幸になっている人も居れば、学歴やお金がなくても成功している人は歴史の中で山ほど居るのです。この成功を創ったのはその人の心なのですね。その人の心が目標に向かって努力させ、その人の心が不屈の精神で苦難を乗り越えさせて成功まで導いたのです。

これに気付くか気付かないかで、自分が自分の人生を創っていけるのか、周りの状況に流されて生きていくのかが決まります。私は例え役員であったとしても、身の安全や家族を養うことを考えて、坐禅をしながらサラリーマンを続けることはできました。しかし「一回しか無い人生を納得して生きたい」と私の心が私を起業へと突き動かしたのですね。

その時の私は起業しても本当にうまくいくのかは分かりませんでした。当たり前の話ですが、いくら成功する自信があっても実際にやってみないと本当に成功するのかどうかは分からないのです。もちろんその時には私の事業を助けてくれるような人は居ませんでした。お金に余裕が有ったわけでもありません。自分の能力だけが頼りです。でも、「自分の人生を決めるのは自分の心であって、上司でも会社でも無い」と思って独立したのですね。

その後の私の人生は、自分で自分の人生を創っているという実感を事業をしながら感じることができました。苦しくとも自分の二本足で立っていると感じたのです。もちろん苦労はしましたが、「やめよう」と思ったことはありませんでした。「何としてでも軌道に乗せるぞ」と私の心が言っていたのです。だから頑張れることができました。

自分の人生を創っていくのは自分の心なのですね。でも最初に自分の心が自分の人生を創るのか、周りの状況が自分の人生を創るのかを自分で決めなければなりません。自分の心が自分の人生を創っていくと決めたのなら、どのような状況であっても自分で生きていく努力をするようになります。だから苦難にあっても踏ん張れるのだと私は思っています。

人生とは自分で創っていくこともできるし、周りの状況に流されながら生きていくこともできます。そのどちらを選ぶのかは自分の心次第です。私は自分の心で私の一回しかない人生を創っていくと決断して本当に良かったと思っています。自分の心こそが自分の人生を創っていく資本であり原動力なのですね。

合掌

仏光

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