心配な時は | 仏光さんの心の相談室

心配な時は

私は最近心配をあまりしなくなりました。心配をしても何も良いことが無いので心配しないようにしています。でも、やはり心配になりそうになる時もあります。大切な人から連絡が無かったりすると、その時はその人のことがとっても心配になります。「何かあったのかな?」と心配になるのですね。でもこのような心配が90%以上無駄であることも知っています。

本当に心配なことは何も心配していない時に大概起こります。青天の霹靂で思いがけないことが起こるのですね。突然起こるので心配している暇は無く、問題に直面することになります。そしてこれはこれでその時に一番良いと思われる方法で対処するしかないのですね。そして大概のことはなるようにしかなりません。

私はこのような経験をどれだけ人生の中でして来たことでしょう。数え切れない心配を人生の中でして来ましたが、今このように元気で生きているということは、それらの心配は無駄であったと言うことです。だから人生は心配しようが心配しまいがなるようにしかならないのですね。なるようになってきたから今このように生きていられるのです。

だから心配している時間は人生の中で大変無駄であると言えます。でもどうしても心配になるのは仕方が無いことですね。これが人間の特質とも言うべきです。脳が発達している分、他の動物では考えられない心配というものを人間はするのです。渋谷に「ハチ公」の犬の銅像がありますね。ハチ公は主人が亡くなっているのに帰ってくるのを来る日も来る日も待っていました。ハチ公はただひたすらに主人が帰ってくるのを待っていたのですが、「主人が死んだのだろうか?何があったのだろう」という疑問や心配はしなかったと思います。ただひたすら待ち続けたのですね。

犬の脳の容量ではそこまで考えられないのです。私はこれはこれで幸せなことだと思います。人間は心配によってどれほど心を費やしていることでしょう。心配の90%以上は心配したことは起こらないと知っていても心配をするのです。だから心配になる時は「絶対大丈夫。なるようにしかならない。」と自分に何回も言い聞かせるのですね。そして結果は殆どの場合大丈夫なのです。これが心配の本体です。そしてもし心配になることが実際に起こったとしても、なるようにしかならないのですね。

これが心配の本体ならばやっぱり心配しない方が良いのです。どうせ心配したことが起こってもなるようにしかならないのです。それなら心配しない方が人生の時間を無駄に使うことが少なくなるので心配しない方が良いのです。「でもやっぱり心配」と思う人は酒でも飲んで早く寝ることです。朝になれば心配していることが起こらなかったと知ることでしょう。まあ、先のことを心配しても自分がそこまで生きている保証は無いのでやっぱり心配することは無いのですね。心配後無用!大丈夫ですよ。

合掌

仏光

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