とっても良い日

｢日々好日」という言葉がありますが、今日はとっても良い日でした。昼過ぎに私の息子が運転する車にタクシーが追突して、アメリカで育った息子にとっては日本で初めての事故の体験となりました。何故、これが良い日になるのかと言うと、まずダメージは車のバンパーだけで他には目立ったダメージが無かったですね。もちろん息子も怪我も無くピンピンしています。これだけで済んだ事がまずラッキーですね。たまたま息子が事故に遭った近くを、別の用事で私が家内と一緒に車で走っていました。事故後すぐに息子から電話があったのですが、警察が来るのより早く、１０分くらいで事故現場に行く事ができました。これもラッキーです。

その後の警察への対応や保険会社への連絡を一緒にいた家内がしたのですが、大変てきぱきと良い処理でした。私は今まで交通事故をした事も遭った事も無いので、事故経験者の家内の方が大変冷静に頑張っていましたね。これを見ていて大したものだなと、家内の事を見直しました。元々東京の商社で働いていた家内はこういう事務的な処理が大変得意です。今日は私達の結婚記念日だったのですが、家内の事を見直すことができて大変ラッキーでした。

その後、友達の自動車修理工場へ息子の車を持って行ったのですが、年度末で忙しくて祝日にも関わらず営業していました。これも大変ラッキーですね。また突然の事故にもかかわらず、ちょうど代車が開いていて、すぐに貸してもらえました。これもラッキーです。その後、息子が私の家に来て本当にしばらくぶりに話す事ができました。息子と話す時は、アメリカに長く住んでいた時の癖で、お互いどうしても会話が英語になりますが、久しぶりに英語で息子の将来の事とかを話せてラッキーでしたね。

それから夕食時になったので、みんなで家の近くの最近オープンしたレストランに行きました。家族一緒に外食するのは久しぶりで、大変美味しかったし、楽しかったです。そのレストランのオーナーは兄と妹の若い兄弟で、一生懸命働いているのを見て、気持ちが良かったですね。久しぶりに家族で色々話しながら楽しい夕食をしたので、私にとっては大変ラッキーでした。本当に久しぶりの休日だったのですが、これだけの事が一日の内に起こって、家族を見直す大変有意義な結婚記念日になりました。｢ああ、これが家族だな。」と思いましたね。今までの私の家族のあり方と自分の生き方を見直す一日にもなりました。これが一番ラッキーだった事かもしれません。

息子が事故に遭った事実はアンラッキーですが、その後の事はみんなラッキーでした。これを「災い転じて福となる」と言うのでしょうね。最近、色々思い通りにならないこともありましたが、その事も今となれば学ぶ事が多かったので、やはり思い通りにならなくて良かったのです。何が起こっても心の置き所一つで、良い日にすることができるものですね。私はこういう事も含めて、思い通りにならないことが起っても自分は何時も天に守られているなと感じます。真実かどうかは別にして、そういう風に思っておけば良いのですね。今日も良い日になりました。ありがとうございました。

合掌

仏光

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