心と量子物理学 | 仏光さんの心の相談室

心と量子物理学

なにやら難しそうな題名ですが、今は盆休みなので普段できない事をしています。ちょっと気になっていたことを色々調べてみました。最近になって量子物理学の分野で宇宙を解明する試みが進んでいます。大規模な加速器が作られ量子の研究がどんどん発展しているのですね。ここでその話を詳しくするつもりはありません。でも、「これは凄い」ということがあるので皆さんにお教えしたいと思いました。今、ノーベル賞級の量子物理学者が、量子を研究していく上で気づき始めた事があります。それは、人間の意識というか「心」というものが、量子の動きと密接に結びついているということです。


人間の意識は、何も無いところからボコッと生まれたりします。いきなり一つの意識から別の意識に瞬間的に飛んだりしたり、一つの意識が距離的に離れた違う意識に影響を及ぼしたりします。普通、電気とか光とか力とか、従来の物理学の分野では一つの動きが次々と連鎖して影響が広がっていくのですが、量子物理学となると何も無いところにいきなり量子が出てきたり、連鎖は無くても全く離れたところで違う量子に影響を及ぼしたりとか、それが人間の心の動きと同じようなところがあるのです。


もっと凄いなと思ったのは、それら量子物理学者が研究を進めていくと、どうしても一つの結論に到達するらしいです。それは宇宙には意識があるというものです。その元の「原意識」というのはビッグバンの宇宙創生の時から存在したということになるらしいのです。これはただの学説というレベルではなく、量子物理を突き詰めていくと誰がやってもそういう結論になるという話です。途中の難しい数式は私には理解できないのですが、結論はそこに達するということなのです。


人間の意識は、この宇宙意識と密接に関連していて、と言うよりか量子物理学的には同じらしいです。だから人が死ぬとその意識は何処に行くのかというと、この宇宙意識に量子物理学的には帰るらしいです。こんなことが今の最先端の量子物理学の分野で研究されているとは夢にも思いませんでした。でも、研究が進むに連れてどうしてもそのような結論に達するのですからこれが凄いと思うのです。


今から2500年前に、明けの明星を見てお釈迦様が悟った真理はまさにこの事なのです。「我と宇宙は同根」という悟りですね。これは悟りなので、いくら知識でフンフンと理解しても何の役にも立ちません。あえて人間の言葉で言うとしたら「我と宇宙は同根」ということになるのです。だからこいつは坐禅をして自分のものとして気付かなければならないのです。しかし、これって今の量子物理学者が到達しようとしている結論と同じですよね。量子加速器も無い、測定機器も無い2500年前にお釈迦様が瞑想によりこの結論というか真理に達したのは本当に凄いことだと思います。2500年後に人間はやっとこの真理の追検証実験をやっているようなものです。


私たちの意識、心の源は宇宙意識にあるのですね。確かに心というのは無いけれどもあるという存在です。無いところにボコッと生まれる量子のようです。無から有が生じるみたいなものですね。いくら人間の脳や身体を解剖しても「心」という器官はありません。でも、それぞれの人に「心」は厳然とありますよね。しかも我々の意識の形成には、宇宙意識が大きくかかわりあっているし、死んだら我々の意識はこの宇宙意識に戻ると量子物理学者は言うのです。まあ、お釈迦様もそう言っているし、私も坐禅修行をしてきた中でそれに気付き始めましたね。ちゃんとやれば真理は一つなので、誰でもその結論に達するのですね。


まあ真理はそういうことらしいので、せっかく宇宙意識を代表する私たちの「心」を病ますのはもったいないし、薬などで影響をもたらすのもどうかなと思うのですね。今まで神秘と言われてきたものは、結構量子物理学の分野で解明できるかもしれません。皆さんの心は宇宙意識の代表というか、現われなのですから自信を持ってこの心を大事にしていきましょう。でも、やっぱりこういう量子物理学というのは凄いですね。こういうことが分かるのならもっと研究が進んでもらいたいものです。この事実だけでも今回の盆休みは有意義でした。寺の坊主をやっていれば毎日法事で忙しい稼ぎ時ですが、私は寺の坊主では無いのでこういうことを知ることができます。大変面白くてありがたいことですね。


合掌


仏光

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