災難から学ぶ

重ねて今回の地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。私はニュースで見る地震の被害に言葉を無くし、ブログを書くこともできませんでした。多くの方の人生を思うと涙が出てきます。昨日まで元気に暮らしていたのに、一瞬にして全てを失うのです。人間の人生は余りにもはかなく、いつ終わりになるか分かりません。

日頃私は「自分は明日死ぬ」と言い聞かせて、今日一日を大事に生きることを実践してきたつもりです。この地震の被害を見てまさしく自分が言い聞かせていたことが起こっているのだと思いました。これが人の命であり人生なのですね。私は生きている間は本当に一日一日を大事に生きていきたいと思いを強くしました。

津波で町や市が丸ごと無くなってしまうのを見て、土地や財産は一瞬にして無くなってしまうこともあるのだと実感しました。これは俺の土地だ、家だ財産だと思って執着していてもやはり自分のものでは無いのですね。自分の思い通りにはならないのですから。これらはやはり自分の人生を生きるための借り物なのです。被害に遭われた方が、「家族が生きているだけでいい。命があっただけでいい。」と言われるのを見て自分の人生で一番何が大事なのかを見直す事ができると思いました。やはり、命は大事なのです。死んでしまえばもう何もできないのです。亡くなった方もみんな生きたかったのだと思うと、本当に胸が痛みます。

そんな中でも私は今日、感動したことがあります。私は仕事をしてきましたが、家への帰り道、いつもより街が暗いのです。節電の呼びかけに多くの人が自分ができる事をしているのですね。もちろん私もできるだけの事はしたつもりです。このような大災害にあっても、みんなで状況を助ける為に、自分ができる事をまずしている国民が居る国も世界では少ないのではないかなと思います。暴動が起きるわけでもなく、被災した人々の事を思い文句も言わず、これぐらいの不自由は当たり前と思っている人が民族単位で多いのです。これは素晴らしいことですね。

これからも多くの困難があると思いますが、私は日本に生まれたことを誇りに思います。この災害から多くのことを学び、確認できたこともありがたく思います。今日、仕事ができたこと、坐禅ができたこと、食べるものがあったこと、全てがありがたい事です。これからも生きている間は毎日命がけで禅の修行をし、仕事をし、日々を精一杯生きていきたいと思いました。この災害で亡くなった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

合掌

仏光

仏光さんからのお願い

ブログ本出版を目指しています。下二つのアイコンのクリックをお願いします！

人気ブログランキング参加中。クリックをお願いします↓

ブログ村ランキング参加中。こちらもクリックをお願いします↓